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Author:さー
愛知生まれの東京育ち。
旅と野球とお酒を愛する39歳。女。
フットワークの軽いインドア派。

2012年1月15日、世界放浪の旅に出発。
2014年12月23日、帰国。

行きたいところに行ったら最終的に世界一周になりました。

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北極へ

※この話は2012年9月の出来事です。

アイスランド・レイキャビク空港。
小型飛行機に乗り込み、搭乗口のドアが閉められるとキャビンアテンダントが言った。



「私の名前はキャサリン。今からパーティーを始めるわよ!!」


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乗客は3人だけ。

そんなアイスランドジョークがグリーンランドへ向かう第一歩だった。


グリーンランド。世界最大の島。これを島を呼ぶのか、地図で見る限りひとつの大陸にしか見えない。
アイスランド以上に情報がなく“グリーンランド”で検索すると熊本にある“三井グリーンランド”の情報ばかり出てくる。

それどこよ。
※この前、熊本在住の旅人に話したらバカうけでした。三井グリーンランドかなりすごいらしいです。黒字経営らしいです。

でも情報がないところほどおもしろい。
誰も行っていないからおもしろい。

というのは半分本心、半分強がり。本当はかなり緊張している。

だけどお腹は減る。
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機内食。
ちなみに航空券は片道約45000円。泣ける。

アイスランドを出た後、しばらく海と空の上を飛んでいたがその海の上にポツンポツンと氷の塊が見え始めた。
そしてどんどんその数が多くなり、凍った大地が見えたそれこそがグリーンランドだった。
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内陸に入ると、そこはもう雪しか見えなかった。雪か雲か見分けがつかないくらい真っ白い世界だった。
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今回、1つめの目的地はグリーンランドの西にあるイルリサットという町。北極圏にある。
アイスランドから行くのに一番安い(それでも45000円)という理由で決めた。


北極圏ではないアイスランドの北部でさえ、もう雪が積もっていたのでどれだけ寒いのかと覚悟をしていたが、イルリサットに着いてみると雪はおろか、気温もアイスランドより温かいと感じるくらいだった。

イルリサット空港
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そしてここから闘いが始まるのである。

そう物価高との闘い

ロシア→フィンランド→アイスランドと物価高の国を旅してきたけれど、さらにそれを上回る物価。
旅人泣かせ。

まずは町までタクシー。
他に交通手段はない。
確か15分くらいの距離で3000円位だった。

途中、町に1つだけあるATMに寄ってもらいお金をおろす。
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グリーンランドはデンマーク領(ただし独自の自治権が与えられている)なので通貨はデンマーク・クローネ。クレジットカード社会なのでお店ではカードで決済できるところも多い。

そして町に1つだけある安宿・ユースホステル。
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ドミトリーのお値段1泊約6000円。

全然、安宿じゃなーい。

お次はスーパー。
町の規模は小さいのに、大きめのスーパーが2軒あって、最新の家電製品も売られている。
グリーンランドって何もないイメージだったけど、実はなんでもある!キッコーマンのテリヤキソースもあるしSUSHIライスも売ってる!
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寿司屋もある模様。

でも外食は高すぎるので自炊。自炊!
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自炊…です。
世界のNISSIN!

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高くてもこれは買う。

つまみはグリーンランド産のキャビア!
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300円。なぜか激安。そして旨い。

グリーンランドまでの航空券を買った時点でお金のことを気にしたら楽しめないからバカになろうと決めたのに、1つ1つの値段に「ひょえー」といちいち古いリアクションしていまうくらい高い。そして買えない。

だから町をとぼとぼ歩く。やることないから歩く。
イルリサットはとっても可愛い町並みなので、ちょっと気分が晴れる。
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氷河と深い山に囲まれて、こんなカラフルな町が北極にあったなんて。

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造りは簡素な木造住宅なんだけど、色が鮮やかだとそれだけで華やかに見える。
仮設住宅も色があったら、気分が違うのかななんて思った。

郵便局。
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氷河の見える教会。
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救急車は蛍光色。
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グリーンランドは町と町を結ぶ道路が存在しない。ヘリコプターか飛行機で移動するしかないからこそ、ひとつの町で完結できるように、すべてのものが揃っているのかもしれない。

そんな中、グリーンランドに来て一番驚いたこと。

それは“人”
飛行機に一緒に乗っていた夫婦を初めて見た時、アジアから旅しに来た人なのかな?と不思議だった。ここに来るまで、透けるような金髪と白い肌の人ばっかりだったから、私は完全に異人だった。でもイルリサットに着くと、そこは日本人顔ばっかり。

「は?日本人の団体客でも来てるの?」と思ったら、彼らこそ原住民のイヌイット(エスキモー)だった。イヌイットのルーツはモンゴリアンなので、本当に日本人とよく似ている。私が町を歩いていても違和感がない。今はデンマーク人の入植が進んで混血の人も増えているけど、ここは間違いなくグリーンランドでイヌイットの人達の町だった。

港で会った漁師さん。
P9212657 (1)
これ青森で撮りましたって言っても分からなくない?

彼はグリーンランド語で話すので話は通じない。
それでも似た顔を持つ者同士、なんだか通じ合えるものがある気がした。
この港で、一緒の飛行機だった夫婦にも偶然再会し抱き合って喜んだ。

これが北極の町、イルリサット。
ここで声が出ない程の美しい光景を見て、声が出ない程の恐怖体験をすることになる。
それはまた次回に。


また数日間、船旅に出ます。東北まで続くこの海に思いをのせて。合掌。
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今日のわんこ☆グリーンランド編

※この話は2012年9月の出来事です

さて、イルリサットに来たもののこれといってやることがない。
普段だったら宿でのんびりといきたいが、ここまできて宿に籠もるのももったいない。
ということでお金のかからない遊びをすることにした。

トレッキング

はい、今まで出て来なかったワードですね。
北極は私の何かを変えてくれたようです。

イルリサットの氷河は世界遺産になっていて、その一部を見るためのトレッキング道ができています。
赤青黄コースに別れていて、初日に選んだのは一番長い青コース。次の日は2番目に長い黄コースに挑戦。
ほんと暇だったんだね。

町はずれのスタート地点に向かうとそこは
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見渡す限り犬と犬小屋だらけ。
ちょ、怖い。

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そう彼らは犬ぞり犬。
冬のシーズンが来るまで食っちゃ寝お休み中。

でも正直、こわいっす。
一斉に始まる遠吠えと、鎖引きちぎるんじゃないかという勢いで立ち向かってくるワンコたち。
狼のよう。
人の声も町の音も一切聞こえず、犬の雄叫びだけが響き渡る。

実はグリーンランドに来て、この壮大な自然を感じるにはやっぱり犬ぞりが一番だ!
私は植村直己になる!
と思っていたのですが、犬が怖いという致命的な欠点があるのを忘れていました。

植村直己になれない!

かわいいところもあるんだけどね。
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町にもたくさん犬がいて
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わんこwith犬ぞり

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わんこwith氷河

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私と同じくらい暇そうにしています。

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これなんの肉?
ちなみにグリーンランドではアザラシ猟なんかも行われるらしいのですが…。

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かわゆすなぁ…
植村直己になれるかも。

あ、トレッキングの話でしたね。
私の珍しいアクティビティ話を聞かせないと。

初日に歩いた青コースは約7㎞。
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氷河を見ながら下に写っている木道を歩きます。
「んー尾瀬みたい」と行ったこともない尾瀬を思いながら歩くと、ものの数十分でこの木道は終わります。

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木道の終わりにある不安定なベンチ。そして風が吹きっ晒しなので寒くていられない。

後は岩場を歩くのみ…。雨なので滑る滑る。
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道には分かりやすく印が付けられているので迷うことはありません。

寒いけど、氷河を見ながら歩くのはとても気持がよい。
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氷河の向こうにポツンと写っているのが船です。

再び町が見えたらあとはくだり。
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くだるというか滑ってる。

これが青コース。約5時間程。

そして黄コースのスタート地点はここ。
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ちょ、怖い。

見える景色は青コースとあまり変わりないので、こっちの方がオススメ。お散歩感覚で歩けます。

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氷河の崩落も見ました。

そしてこの日はトレッキングにはかかせないおにぎりを持参。
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心の友です。

そんな時でした。
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すっかり冷たくなったおにぎりを頬張っていると、背面からものすごい勢いでアタックしてくる物体が!!
そしてハァハァ聞こえてくる息遣い。



「ぐわぁ~北極グマ~に襲わ※○■∽△」
パニックになる私。



振り返るとそこには


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この子が犯人でした。

大人げない焦りっぷりを見せっちゃったじゃないか!

そんな黄コースでした。
赤コースは1時間くらいで歩けるけど、一瞬海に出てすぐ引き返すだけなので、あまりおもしろくなさそうです。と、トレッキング初心者がデカい口叩いています。

今度は冬に来て、犬ぞりで犬との距離を縮めたいとちょっとだけ思った次第です。
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またもやビュッフェ三昧の日々です。お腹が…。
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鏡張りの北極

※この話は2012年9月の出来事です。

お金のかからない遊びをした後はお金のかかる遊びです。
イルリサットの北部にエキ氷河という場所があり、そこまで船で行くツアーがあるのですが、そのお値段

33000円

日帰りですよ。
た、高いいいいいい。

近場の氷山を見に行くツアーだったら5000円位だし、ただでさえ飛行機代や宿代でお金が飛んでいるのに33000円て。殺生な。
結局、悩んで悩んで“やめよう!”と決めたのですが…土壇場になって“いてまえ!”と往年の近鉄バッファローズのような勢いで参加することにしてしまいました。


また旅の寿命が縮んだ…。


そんな33000円もかけて行くエキ氷河とはこんな場所にあります。
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下がイルリサット。フィヨルドを抜けて右上のエキ氷河まで片道5時間の航路。


当日、思ったより小さい、定員15名程の船で出発。
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天気は良好!

海に漂う巨大氷山の横を通り抜けていく。
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そんな中で漁を行う海の男。
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かっこえー。

ブルーもしくはホワイト。
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素敵な色。

流氷が海面を覆い始め、その中をバリバリと突き進む砕氷船。
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その奥に見えたのは…。
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巨大な壁、エキ氷河!!

何十万年もかけてひとつの山となり、目の前に立ちはだかる氷河。
優美だけど、人間を寄せ付けない迫力。

船からひたすら氷河を眺める。
それしかやることはない。
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でも限りなく贅沢な時間。

そして、時々大砲が鳴ったようにドーンッと激しい音が響き、氷山が崩落する。
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こんな一部しか崩れていないのに、地球が割れたんじゃないかと思うような轟音。
他には何の音もない、無音の世界。

そして氷河を見ながら食べる昼食。
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グリーンランドで初めて食べるまともな食事…。パンがおいしかったー。

こうして三時間程、氷河の前で過ごし帰路へ。
それからの風景が圧巻だった。

風ひとつ、波ひとつなく、船の周りには360°鏡張りの世界が広がっていた。
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音楽ホールのように大きな氷山も、遠くに見えている島も、すべて宙に浮かんでいて、時間が止まっているようだった。
自分がどこにいるのか分からなくなった。


地球って美しい。


世界の果てでは、何十万年もこんな景色が 広がっていたんだ。
私が生まれた時も、私が死ぬ時も変わらない景色がこの世にあると知って、なぜかホッとした。
私が生きている時間はなんて僅かなんだろう。

なんだか、この景色を見ていたら、涙がポロポロ流れてきてしまって、そして心から「旅に出て良かった」と思ったんだ。
東京で、毎日満員電車に揺られて、携帯いじりながら見ている世界では感じることのできない胸の奮えだった。

もうここに二度と来れないかもしれないけど、二度来る必要はないのかもしれない。
東京に戻って、満員電車に揺られながらこの日の海を思い出せれば、それで充分だと思った。
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次回、北極編最終回!
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I LIKE YOU

ご無沙汰しております。
ものすっごい中途半ばなところで更新が途絶えてすみません。
三都市連続WI-FI故障中の宿にあたり、珍しくインターネットカフェなんぞ行ってみたものの日本語入力ができず、あぁ暇だなと『鈴木先生』を読み始めたものの理論的な人って苦手だなーなんて思って読むのやめて、今度は『ブラッディマンデイ』読んでみたら面白くて止まらなくなり、今に至ります。
そういう事情でした。

ちなみに現在ボリビアにやってきています。WI-FIがすこぶる遅いです。
なので、『有閑倶楽部』を読むか『姫ちゃんのリボン』を読むか迷っているところです。
周りではサルモネラ菌とO-157による集団食中毒が流行っていて、ここに来てから毎日誰かが発症しています。
※ペルーのプーノとボリビアのウユニが流行地域なようです。生野菜、火の通っていない卵、肉は危険です。潜伏期間が1週間~10日程あるので、食べた時はよくても後からドカンとやってきます。どうかお気をつけください。
そんな中、半熟卵入りのハンバーガーや生野菜をガッツリ食べようがお腹ひとつ壊さず、毎日カツ丼食べるか冷麺食べるか悩んでいる鉄壁の胃腸を持つ女、ここに健在です。今日はサムギョプサル食べました。

あぁ今日はただでさえ長いのに、またグタグタ書いてしまいましたね。
本題です。北極編最終回です。
話は前回のエキ氷河ツアーから帰ってきたところから始まります。

エキ氷河ツアーから宿に戻り、今日1日で見た素晴らしい光景に興奮しながら、幸せな気分で眠りにつきました。



どれくらい眠ったころでしょうか。



コンコン

コンコン



ドアをノックする音で目が覚めました。
翌日、飛行機に乗る予定だった私は思わず「寝過ごした!!」と飛び起きました。


時計を見るとAM3:00。
おかしい。まだ真夜中だ。

その間もコンコン、コンコンと扉をノックする音は続いています。

「だれ?どうしたの?」
応答すると

「Open the door. Open the door.」
と男性の声が聞こえました。

この宿には常駐している管理人がおらず、私がチェックインした時も入口のボードに“○号室を使って”と伝言が書かれていただけでした。
宿にいるのは宿泊客のみ。
この日、宿には私の知る限り、デンマーク人の旅人が一人、そして、1週間前にアパートが火事になり、ここで仮住まいをしている地元のイヌイット系の人達が10人程泊まっているだけでした。この数日間でほとんどの人と顔見知りになり挨拶程度はしていましたが、声の主が誰なのかは分かりませんでした。
ただ、ドアの向こうから聞こえてくる声は、訛りのある片言の英語でした。

「どうして開けなきゃいけないの?何の用?」と寝ぼけながら尋ねるも、
「Open the door. Open the door.」
と繰り返すばかりです。
そしてコンコン、コンコンとドアを叩き続けます。

だんだん目が覚めて頭がはっきりしてくると、急に怖くなり、私は問いかけるのをやめました。
こんな深夜に訳もなく人の部屋を訪ねてくるなんて明らかにおかしい。
得体の知れない不気味さが漂っていました。

コンコン。

コンコン。

「Open the door. Open the door.」


コンコン。

コンコン。

…。



扉を叩く音と声だけが宿に響きわたります。焦るような様子もなく、妙に冷静で、それがさらに不気味さを煽っていました。私は身を潜め、その人が立ち去るのを待ちました。

コンコン。

コンコン。

「……。」

コンコン。

コンコン。



相手が何か別の事を言い始めました。
でも訛りがひどくて何を言っているのか聞き取れません。
彼はひたすらその言葉を連呼し始めました。

そのうち、それが
「I like you」と言っているのだと分かった時ゾッとしました。


「I like you」

「I like you」

不気味な程、落ち着いた声で何度も扉の向こうで言う人が誰なのか私には分かりません。
「I like you」と言われる覚えもありません。

実際、今まで旅をして来た中で数度、泊まっていた部屋に男の人が訪ねてきたことがありました。
でもそれは宿の従業員が面白半分、興味本意でやってることで、はっきり断れば帰っていったし、それ程恐怖心はありませんでした。
しかし、今回は今までと違う異常な行動と雰囲気で、話せば分かるという類のものではないと思いました。

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私が泊まっていたのは、こんな小さな部屋で、扉なんて大人の男の人が体当たりしたらすぐに開いてしまいそうな簡素なつくりです。
廊下を挟んで部屋が10コ程並んでいて、物音もよく聞こえるのに、誰も出てきません。
助けを読んでも無駄…。そんな雰囲気が漂っていました。

とにかく怖くて、気味が悪くて「殺されるかも」とすら思いました。
ノックが続いたのは5分位だったのでしょうが、 とてつもなく長い時間に感じました。
足音が遠ざかってどこかの部屋に戻っていったのを確認し、すぐさま椅子とテーブルを扉の前に動かし、頼りないバリケードを作りました。そしてバックから万能ナイフを取り出し、ベッドの端に腰をかけて朝が来るのを待ちました。

10分後、またあの男が来ました。
「Open the door」
「I like you」

相変わらず、不気味な低い声でささやき続けます。
そして5分程経つとまた去っていきました。


この後、男が来ることはありませんでした。

一睡もできないまま朝になり、昼の飛行機だったにも関わらず早々にチェックアウトをして宿を出ました。朝、宿泊客に「おはよう」と声をかけられても誰を信用していいか分からず、まともに顔が見れませんでした。眠りにつく前まで「もっとここにいたい」と思っていたのに、朝には「一刻も早くここを出たい」と思っていました。


よく女性一人で旅していて怖くないの?と聞かれますが、たいていの場合は“問題ない”そう思っています。女性だからこそ得することも多い気がします。ただ、決定的に男性と違うのは性犯罪に巻き込まれる可能性が高いということ。私はレイプされるなら殺される方がマシだと思っています。
最近よくインドでのレイプ事件が取り上げられています。旅行者を狙った犯罪も起き、インドに行く人が減っているという記事を読みました。
インドだけではなく、この数年、ルーマニアやミャンマーで日本人女性がレイプの末、殺される事件もありました。
こんなことは100%犯罪者が悪いのですが、それでも「一人で危ないところに行くからだ」と後ろ指さす人は必ずいます。日本社会を捨て旅に出る以上「自己責任」という言葉も付きまといます。
趣味の悪い人達にとやかく言われたくなかったら、何の事件にも巻き込まれないこと。それしかないのかもしれません。
それでも、おかしな人というのは想定外の突拍子もない行動に出てくるからこそ危険で避けられないんだなと、今回の件でつくづく感じました。若くもなく、小汚い格好をしている私のような人間でも“女”というくくりだけで狙われてしまうことがあるわけで、女一人旅の怖さを学んだイルリサットの夜でした。


はい、オチのない話を長々としてしまいました。

話変えます。
翌日、イルリサットから移動したのはカンゲルルススクアークという町です。
グリーンランドにはアイスランドのレイキャビク、もしくはデンマークのコペンハーゲンから飛行機が飛んでいるのですが国際線は一つの町に一つの航空会社しか入っていなくて、つまりイルリサットはレイキャビクのみ、カンゲルルススクアークはコペンハーゲンのみしかIN/OUTできないんです。 イルリサットからOUTすると再びレイキャビクに戻ることになってしまうので、国内線でカンゲルルススアークに移動、そこからコペンハーゲンに飛ぶことしました。
前も書きましたがグリーンランドには町と町を結ぶ道路がないので移動はヘリコプターか飛行機のみ。カンゲンルススクアークはイルリサットのすぐ下にあるのですが、それでも航空券は17000円。
たっかー。
って言うの何度目ですかね?

これが国内線。レイキャビクから飛んできた飛行機と違って満席でした。
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避難指示の絵が雪国仕様。
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そして、隣の席が偶然、グリーンランドで4人しかいないという日本語が喋れる青年でびっくり。
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グリーンランドの謎を色々聞かせてもらいました。
私が一番疑問だったこと→「この物価高で暮らして行けるの?」
答え→「給料は手取りで日本人と同じくらい。ただし、総支給額から43%税金が引かれているんだよ。病院も学校もタダだね。仕事はいくらでもあるよ。ハンター、公務員、タクシーの運転手とかね。」

みなさん、時代はグリーンランドでっせ!ハンターでっせ!

そんなこと話している間にカンゲルルススアーク到着しました。
ここで1泊します。なぜなら
“オーロラが見たいから”
そう、ここカンゲルルススアークは晴天率が高く、グリーンランドの中でオーロラ可視率No1の町なんです!
だからまた高いお金払って泊まりましたよ。

飛行場から歩いて1分のお宿
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1泊10000円!!(個室、シャワートイレ共同)
はぁ~~~。ため息しかでない。

しかも新しくユースホステルが出来ていたという…。
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ホテル予約してしまっていたから後の祭り。

気を取り直して町を散歩します
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んーと散歩ね。
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見るとこなかった…。

以上、カンゲルルススアークでした。


あ?オーロラですか??

この日、夕方からです。
誰ですか晴天率が高いとか言ったの。

1時間に1回くらい窓の外は見ていたものの、雨はやまないし、前夜の出来事で寝不足だし、もうあきらめて寝ましたよ。
それで次の日、飛行場で韓国人の女の子に会ったので「オーロラ見えなくて残念だったねー」って言ったら「オーロラ綺麗に見えてたよ」って写真見せてくれました。紛れもなくオーロラでした。
例の新しいユースホステルに泊まってたらしいんですが、普通に見えたと。
ちょwww私の1万円返して!!

そんなグリーンランドでした。
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東京から10時間05分らしいです。

帰りの飛行機でヤケ酒大会です。
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最後に大事なことをとお伝えしなければいけません。
この時食べた機内食歴代No.1でした。
ハンバーグうまー!パンうまー!チーズうまー!

おめでとう、グリーンランド航空!!ありがとう、グリーンランド航空!!
高すぎてもう二度と乗れないと思うけど、一生あなたのことは忘れない!


決めた!明日はしょうが焼き定食にします。
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