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さー

Author:さー
愛知生まれの東京育ち。
旅と野球とお酒を愛する39歳。女。
フットワークの軽いインドア派。

2012年1月15日、世界放浪の旅に出発。
2014年12月23日、帰国。

行きたいところに行ったら最終的に世界一周になりました。

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バナナと私

私が世界で一番好きな食べ物はバナナです。
肉ではありません。
贅沢を言わせてもらえればバナナと牛乳です。
バナナシェイクではありません。
片手にバナナ、片手に牛乳、これが理想です。

幼少の頃、我が家ではバナナは手の届かない場所に管理されていました。
もちろん理由は“食べ過ぎるから”。
厳しい家庭でした。

大人になり、自由に使えるお金を手に入れた私はボーナスが出ると千疋屋へ行き、1本300円のバナナを買うことにステータスを感じて生きてきました。
社会人になってよかったと思うことのひとつです。

そんな私が今日、みなさんに大事な大事なお話をします。
南米で一番伝えたかったことです。
どうか心して読んでいただけたら嬉しいです。



リマで海鮮スープに満足した私は24時間バスに乗り、ペルーとエクアドルの国境を越えました。
国境を越えた途端、今までの赤茶けた大地とはまったく違う景色が飛び込んできて、私は息をのみました。

一本道の両側にはバナナ農園。それも1つや2つではありません。国境を越えてからかれこれ数時間、ひたすらバナナ農園を抜けてバスは走っていくのです。

ココハテンゴクデスカ?

どこまでも、どこまでも広がるバナナ畑。天国があるとしたら、きっとこんな光景なんだと思います。

そう、エクアドルはバナナの産地。バナナの輸出世界一の国です。日本ではフィリピン産や台湾産のバナナが目立ちますが、エクアドルが世界一位なのです。
そんなエクアドルに来た目的、それは

ガラパゴス?→ノンノン
赤道?→ノンノン

バナナでしょーが!!!

エクアドルには私がネ申と崇めるバナナ農園があって、そこへ行き「ありがとう」が言いたい。それを実行するためにやってきました。

その農園とは「田辺農園」といいます。
あれは数年前のこと。仕事帰りに品川駅の成城石井に寄り買い物していると、ふとひとつのバナナが目に留まりました。そのパッケージには「日本人がつくりました。エクアドル産・田辺農園」と書かれていました。
今日のおやつ決定です。

家に帰ってそのバナナを食べた私は、あまりのおいしさに悶えました。今まで食べたバナナとは全く違う。なんなんだ、この味は!と心底驚きました。甘いだけのバナナとは違い酸味のバランスがよく、モチモチと身がつまっているのです。
それから、普通のバナナより少し高い田辺農園のバナナは私のご褒美バナナとなり、私に生きる活力を与えてくれました。

だから、ありがとうが言いたい。
旅に出る前からの夢でした。

エクアドルの首都・キトに着いた私は、ひたすら田辺農園とコンタクトを取れる方法を探しました。だがしかし、この情報社会においてどうしても連絡先が見つからないのです。
数日かけて日本語、英語、スペイン語、あらゆる方法で検索しても見つからず途方に暮れてしまいました。
いつもの私ならここで諦めているところです。「やるだけやってダメだったんだからしょうがないよ」と自分に言い訳して諦めるところです。
でも今回だけは諦められなかった。

だからすがる思いで、あるひとつのブログにコメントを残しました。
田辺農園の方と知り合いという方のブログを発見したのです。

自分でブログをやっていながらこんなことを言うのは申し訳ないのですが、私はほとんど人のブログにコメントを残したことがありません。ましてや全くの他人となると、以前、落合英二(元中日・投手)が「尿路結石になったー!」という記事を書いた時「私もなりましたー!あれ、めっちゃ痛いですよねー!!」ってコメントした一度だけです。
だからこのブログにコメントがくると本当にありがたいなと思うのです。いつもランキングのクリックしてくださる方もそう。ほんの一手間が面倒だったりするのに、それを惜しまない人が眩しいです。相手が喜ぶことに時間をかけられる人はとても素敵です。

そんな不精な私が今回だけは動きました。自分のためにですが。
その結果、ブログ主さんが農園の副社長・高橋さんを紹介してくださったのです。
奇跡!
この時、すでにキトに到着してから1週間が経っていました。ブログ主さんのとても丁寧な対応と高橋さんが快く受け入れてくださったおかげで、つに農園にお邪魔できることになりました。行く前から感動に震えてます、私。本当に本当に行きたかった場所なんです。


農園はキトから車で約3時間のところにありました。
キトは高地ですが農園は海抜500mほどのところにあるため、急に湿気が多くなり暑さを感じます。

ここが憧れに憧れた田辺農園の敷地。日系人の田辺さんがオーナー。
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なんと東京ドーム68個分!!!全部バナナ!!天国!!

まず伺ったのは社員食堂。
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からのー、朝ごはん!
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図々しくいただきました。しかもこのオムレツ、めちゃくちゃおいしかった。おいしさの秘訣は初めに油で焼いて、仕上げにもう1回油で揚げること。アブラーにはたまりません。

お腹が満たされたところでバナナ畑の中へ。
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畑の中に設置されているケーブルはバナナを運ぶためのもの。

畑を歩きながら、落ちているバナナを食べ歩き。 ポケットの中もバナナでいっぱいになり、高橋さんに笑われる始末。 だって日本だったら一本100円のバナナがあちこちにあるんですものー!天国だ、天国。

畑の中で一番の重労働はもちろん刈り取り。

刈り取ったバナナの重さは約40kg前後。それを肩に乗せてケーブルの上まで運びます。
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そしてケーブルに吊るす。
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工場まで送る。
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汗だくで筋肉隆々の男の人たちが働いていて、それはもうかっこよかった。
心の中で「ありがとう」と手を合わせておきました。あなたたちはネ申!

そもそもバナナはどうやってなるのかというと。
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紫の大きな葉に包まれて、初めは下向きに房をつけます。

拡大
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房の先についているのが花。
これが時間が経つにつれ、どんどん上向きになっていくのです。

工場に送られた獲れたてバナナ。
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工場ではまず測定。
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写真に写っている専用の物差しでサイズを測ります。細くてもダメ、太くてもダメ。

測定その2
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上から2段目のバナナを使い、弾力チェック。固すぎてもダメ、柔らかすぎてもダメ。

あとは日本に到着した時点で青いままでないといけないとか、色々ルールがあるんですって。

測定をパスしたら適度の大きさに切り分けます。
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二人がかり。

タンクで洗浄。
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ここでサイズ別に分けられます。

計量やエアコンプレッサーでの異物除去が終わったら切り口にフィルムシートをかぶせます。
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美しい。君は輝いている!

袋詰とシール貼り。
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成城石井で見たバナナのパッケージが目の前で作られていく。感動。

箱詰め。
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実は…バナナ農園で働く人たちの中でお給料が一番高いのが管理者。次が測定担当のバナナマスター。その次が箱詰め係の彼だそう。意外!この箱詰めというのは非常に重要な役目で、ここが適当だと日本まで運んだ時に痛んでしまって使い物にならないんですって。だから箱詰め係は熟練の技が必要。
ありがとう、あなたのおかげで傷のないバナナが食べられています。

最後は真空パック状態に。
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あら、この子かわいい。

こうして完成!
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コンテナに詰まれ日本に送り出されるのです。無事に届いてね☆

ちなみに田辺農園のバナナは日本でしか売られていません。
今は全日空商事が一手に田辺農園のバナナを輸入してるのですが、田辺農園と契約する前、実は全日空商事は破綻の危機だったんですって。それが田辺農園のバナナで業績回復。今や全日空商事の超主力商品になってます。
バナナは会社を救う!

いや、会社だけではありません。
バナナの輸入を始めたのはアメリカが最初だったんですが、一気にバナナの人気が高まり、原産地の国はそれだけで経済が成り立ったそうです。そんな国の事をアメリカでは“バナナリパブリック”と呼ぶんですって。
バナナは国を救う!

バナナは偉いのだ!!

それから田辺農園のバナナがなぜこんなにおいしいのか。
それは肥料にあります。

EMぼかし肥料
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みみず堆肥
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つまり有機栽培です。(ものすごく簡単にまとめた)
ただ、バナナは病気にかかりやすいので完全有機栽培は不可能だそうです。逆に完全有機栽培をうたっているバナナがあればそれはごまかしているだけだとのこと。今、田辺農園では新しい肥料に関する研究をしているので、これからどんどん進化していくんじゃないかなと思います。心底楽しみです。

お昼休憩中。
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みんなステキな笑顔。
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ありがとう。
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みなさんのおかげで今日もおいしいバナナが食べられます。
本当にありがとう!!

しっかりおみやげまでいただいてしまいました。
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この完璧な状態分かります?これくらいの色だと翌日が食べ頃ですね。
田辺農園のバナナはちょっと青みがかっている時に食べたほうが酸味がしっかり残っていて断然おいしい!酸味です、酸味。これが田辺農園のバナナの最大の持ち味!

こうして農園見学終了。
夢が叶うって幸せですね。満足感と緊張からの解放で宿に戻ってからしばらく放心状態でした。

あ、田辺農園のバナナですが、成城石井をはじめ、マルエツやローソンで売っているようです。さっきも書きましたが、青みがかったものを購入することをお勧めします。

さて、バナナは安いだけのフルーツではないことがお分かりいただけたでしょうか?是非、がんばった自分にご褒美バナナはいかがでしょう。


日本人が一番多く消費しているフルーツって何か知ってます?
りんごでもみかんでもありません。バ・ナ・ナ♡

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