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さー

Author:さー
愛知生まれの東京育ち。
旅と野球とお酒を愛する39歳。女。
フットワークの軽いインドア派。

2012年1月15日、世界放浪の旅に出発。
2014年12月23日、帰国。

行きたいところに行ったら最終的に世界一周になりました。

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南米一危険な都市!?ガイアナの首都へ

スリナムの次はお隣の国ガイアナに向かいます。極度緊張です。
なぜならガイアナの首都ジョージタウンは又の名を“南米一の危険都市”、はたまた“北斗の拳に出てくる町”、もしくは“バイオハザード都市”などと呼ばれているからです。つまりめちゃくちゃ治安が悪いらしいのです。

ギアナ三国行ってくるわーと言った時の周りの反応は「どこそこ?」(60%)「あぁ南米の上にちょこっとあるとこか!」(30%)「やべーって、そこ!ガイアナやべーって!」(10%)でした。

そのやべーとこに行こうとしてるのです。危ないところに突撃したいなんていう青二才的発想はありません。できれば避けたいお年頃です。ただ、どうしでもどうしても死ぬまでに見たい景色がガイアナにあって、しかもジョージタウンからしか行けないというトラップ付き。どうしたもんかと調べれば調べるほど“情報がない”ということで行ってみることにしました。(あっさり)
でも警戒レベルはMAX、なんなら一歩も街には出ない覚悟です。こえーもん。

パラマリボからジョージタウンまでの移動はシェアタクシー(宿で予約。約3000円)ドアtoドアの素敵なサービス付き。これでジョージタウンに着いて一歩も街を歩かずに済みます。
まだ夜が開ける前に宿に迎えに来てくれて予定通り出発。バスは満席でしたが私以外は全員アフリカ系現地人。すっかり南米慣れしてしまったので、この感覚久しぶり。蘇る黒人の体臭。ふぅ。
何時間後だか(忘れた)国境に到着。まずこの後に乗る船のチケットを買うため全員パスポートを回収されチェックの後、返却されるのですがここで腐れ係員(黒人)登場。女は俺に抱きつかないとパスポートを返さないぞ!と120%セクハラ要求。にやにやしてる小太りのおっさんが気持ち悪すぎる。そして要求に答える女性達。
えーーーーーーっっ!!!!!そこ断るとこでしょ!!!!!!

いやいやながらもおっさんと抱き合いパスポート返してもらう女性陣。つに私の番。パスポートを見て「あれ?日本人」とつぶやくキモいおっさん。そして私の顔を見て「うわーおまえチャイニーズじゃないのか。おい、チャイニーズ!!チャ・イ・ニー・ズ!!」と言いながら両腕を広げる、今この時点で死んで欲しい世界ランキング断トツ1位のおっさん。そのおっさんの腕に抱かれ……


るわけもなく、ひらひらさせてたパスポートをすかさず奪って逃げました。あぁ、クロマティの右フックをこのおっさんに見舞ってやりたい!!もしくはA.ロッドの代わりに1年間出場停止!

こうしてムカムカしながらスリナムの出国を終え、船に乗って国境越え。
DSC_6723.jpg
スリナムとガイアナの間の川を越えていきます。

到着したところでガイアナの入国審査。こちらはいとも簡単に終わりました。
ここで新しい車に乗り換え。(スリナムの国境で車を降りる時、乗り継ぎ用のチケットをもらうのを忘れずに!これが料金支払済みの証明になります)
さらに何時間か経ったところで(忘れた)ついにジョージタウン入りました。極度緊張。
次々に同じバスの人が降りて行き、私は最後の一人・・・。こえーっす。でも無事、飛行場(国内専用)まで送ってもらい降車。

本当は宿に送ってもらうつもりだったんですが、死ぬまでに見たい景色のために必要なチケットを先に買っておこうと飛行場に変更。そこらへんの詳しい事情は次回書くとして、用が終わり飛行場からはタクシーで宿に。(公共交通機関なし)

タクシーも大丈夫だろかと警戒度MAX(←ポケットに唐辛子スプレー。これ最大の防御策)だったのですが、なんとも呑気な雰囲気であちこと街案内しながら走ってくれて大変親切な運転手さんでした。怖がってすみません。治安のことを聞いたら「市場周辺が危ないかな。あとスリが多いから気をつけて」とのこと。

タクシーから見た限り

『歩ける、この街』

と判定しました。とりあえず引きこもらない方向で。

そんなこんなで到着した宿、トロピカーナホテル(シングル約2500円)。
※1泊10ドル位(ドミ)のYWCAがあるみたいですが、この街の危険度が分からなかったのでシングル最安値の宿を確保。
DSC_6737.jpg
で、チェックインしたところで大喧嘩。大喧嘩です、宿の人と。Hostel.comを通じて予約していた私はすでに料金の10%をネット上で支払い済みだったので残りの90%をチェックイン時に払えばいいはずなのに100%払えと聞かない。そして、どうしてHostel.comを使ったんだ、自社サイトから予約すればよかったでしょと何度も言ってくる。そんなん知るかー!もう1時間も言い合い。妥協点見つけてまとめようとするも(あれ、私がお客だよね!?)、途中で計算が分からなくなって何度もやり直し。7まで話が進んだところで0に戻る脱力感。頼むから足し算覚えて!!

もう疲れた、疲れたよ。
でね、この疲れ、思い出しました。

そうアフリカだ。THIS IS AFRICA.

ガイアナは黒人国家。もう完全無欠のアフリカンな国なのです。アフリカにいた頃もこうして働きもせず金金金金言う人に嘆き、腹立て、あきらめ、疲れてたなぁ。(遠い目)

ガイアナは公用語が英語なので文句(放送禁止用語)言えるだけありがたいですが。

そんなわけであきらめてTHIS IS AFRICAな国ガイアナを散歩してみます。話変わります。

ここが
P6081653.jpg

南米一の
P6081649.jpg

危険都市
P6081678.jpg
ですか!?
ポケットの中で唐辛子スプレーが所在なさげにしていますよ。

教会
P6081661.jpg

市庁舎
P6081670.jpg

市庁舎前の通り
P6081682.jpg

裁判所
P6081681.jpg

うん、とてもいい感じだね!
ただ、カメラ出すの怖くて綺麗なところだけ撮ってるけど、実際はもう少し殺伐としてるからね!
気を抜いたらやられるよ!

この調子で気をつけてと言われた市場にも行ってみよう。
P6081687.jpg
奥に見える大きな時計台が目印。
ここの近くにミニバス乗り場もあって、一気に人通りが増えます。注意注意。

あ、やっぱり怖いから市場の目の前にあるケンタッキーに避難します。
DSC_6736.jpg

ケンタッキーから市場を高みの見物。
P6081690.jpg
この後、市場にも入って探索したのですがとにかく「ニーハオ」攻撃がすごかったです。でも嫌味な言い方じゃなくて、アジア人が来た→挨拶しとこ→ニーハオ!って感じなので、不愉快ではありません。「こんにちは」って返しますけど。よっぽどスリナムのチンチョンチャン攻撃の方がひどかったなぁと思います。

こうして街のみどころをぐるりと回って宿に戻りました。うん、生きてる!私、生きてる!!
宿出て5歩で死ぬかと想像してたんですけど5000歩歩いても生きてます。

結局、ジョージタウンには4泊もすることになってしまったんですが、宿の人と喧嘩した以外は至って平穏な日々でした。
ジョージタウンが危険だと言われるのは噂が噂を呼んで、過大評価されて、しかも行く人が少ないから訂正する人もいなくて都市伝説になっちゃった感じでしょうか。もったいないなぁと思いました。
ちなみに外出時は数百円分の小銭と唐辛子スプレーだけポケットに突っ込み、スマホはお腹に隠して、汚い服着てサンダルぺたぺた言わせて歩いてます。間違っても日本から抜け出たような格好して、カメラぶら下げて歩くような街ではないことだけは伝えておきます。あと、この小道おもしろそうだなぁって入ったらあっという間にかられる可能性は高いです。適度に大通りを楽しんでください。

では最後にジョージタウンで食べたご飯。
P6071644.jpg
米、肉、ケチャップ、以上!!(宿の1階にある食堂にて購入)
あとは宿から歩いて数分のところにあるファーストフードのフィッシュ&チップスがおいしくて、毎日そこに通っていました。

そして〆は
P6091950.jpg
バンクスビーーーール!ガイアナのビールだと思ってゴキゲンで飲んでいたら、この後間違っていたことに気づきます。これはバルバトスのビールだ!!(バルバトスについては多分次回の次回あたりでお話します)
次回は危険都市に乗り込んでまで見たかった景色についてです。お楽しみに―!

もういくつ寝ると・・・お酒が飲める!!早く来い来いトルコー!!!
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コカコーラ製造所発見

前回書いた、恐怖都市の呼び名高いガイアナの首都ジョージタウンにのこのこやってきてまで見たかった景色。

それはね、、、です。

ジャングルの奥に忽然と現れる滝。
その写真を見た瞬間びびびときてしまったのです。滝にびびびと感じる前に、運命の人とか運命の人にびびびと感じるべきなのでしょうがびびびという名の勘違いを連発した結果、現在そっち方面には蓋をして漬物石を乗っけています。もう運命なんて信じない。信じないけどもし運命の人がいるなら恥ずかしがらないで出てきてください。漬物石どかすんで。

えっとそんな話は新橋のガード下でするとして運命を感じた滝ですが、その名はカイエトゥールの滝と言います。そこへはセスナでしか行けないという秘境っぷり。その発着がジョージタウンになります。

セスナで行くといっても必ずツアーでの申し込みが必要で、私が行った時(2013年6月)は土日のみの開催。料金27000ガイアナドル(135ドル)でした。
*今、HPを見たら29000ガイアナドルに値上がりしたようです。
セスナ&ツアー催行会社はAir Services Limited。ジョージタウンの旅行代理店でも申し込みできるようですが、直接頼んだ方が割安です。ツアーの定員は確か12名。意外と人気があるので予約しておく方が無難なようです。

そんなわけでHPから予約メールを送ったらすぐに「空きはありますがオフィスに来てお金を支払った時点で申し込み完了になります」と返事が来たので「まだガイアナにいないのでオフィスに行けません。振込先を教えてください」と返信したらその後一切連絡が来なくなりました。もう一度「ねぇねぇ教えてよ」とメールしてみたけど音沙汰なし。ということはあれだ、なんとかなるだろ!と楽観視することにしました。

で、話はスリナムからジョージタウンに到着してすぐ、空港にあるAir Servicesのオフィスに行ったところから始まります。少しでも早く支払いを済まそうと思い直接ここにやって来たのです。

ジョージタウン国内線専用空港
P6091698.jpg
ついでにATMに行きたかったのですが、ATMなんてあるレベルの空港ではありませんでした。なんていうの。がらんどう?だれでもスルー?防犯意識ゼロ?そんな感じの空港です。

ちっちゃなお店がひとつだけ外にあります。
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ちなみに泊まった宿の1Fもこのジェリーさんのお店です。地元では有名らしい。

Air Servicesのオフィスはこの本棟ではなく別棟にあります。
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本棟にに向かって左の道をこの看板を頼りに歩いてみよう。

普通の道だけど大丈夫。
P6091702.jpg
この奥に見えてくるから歩いてみよう。

こうしてオフィスにたどり着き、意気揚々と「明日(土曜日)のツアー申し込みたいんですけど」と言うと「満員です」と一瞬で奈落の底へ突き落とされました。「あ、じゃぁ日曜で・・・」とかろうじて底から這い上がり頼んでみたら「日曜も満員です」ともう一度突き落とされました。
君はライオンの親か!
「来週なら空きがありますよ」とうっすら声がしますが無理、絶対無理ー。もうガイアナの出国チケット取ってるからむりー。

流れる気まずい沈黙。

でもここであきらめたら試合終了ですよと声が聞こえた気がするので「よ、よ、予約のメールしたんですけど…返事が来なくて…」とかすれる声で言ってみたところ、急に動き出すオフィサー。3人がかりで予約表を調べ始める。あれ、なんか空気変わった。

動けっ、動けっ!時代よ変われっ!

「うーんやっぱりないわね…」

「でも、予約メールしましたっ!」(キッパリ)

・・・

「そうね…日曜なら1席だけ空きがあるわ」



キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!


さっきの満席はなんだったんだということには一切触れない大人の対応をして、にこやかに申し込み完了。
という流れがあって行けることになったカイエトゥールの滝、ここからが本題です。

ツアー当日。搭乗前に体重測定があり落ち込むというハプニングがあった他は順調に事が進んでゆきます。フィッシュ&チップス食べ過ぎたか・・・。

これが今日乗るプロペラ機。
P6091704.jpg

ツアー参加者は欧米人グループ、中国人家族、現地人カップル、そして私という、いかにもまとまりのなさそうな集合体でした。そして、和気あいあい度は非常に低いです。わいわいしてません。
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操縦席の横にも座れるのですが頭にGO PRO(通称・出川カメラ)をつけた欧米人に取られました。やる気が違う。

定刻に飛び立った飛行機はジョージタウンの上空を通過。
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危険都市を高みの見物。

こうして見るときれいに区画整理されている土地だということが分かります。
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小さな街は一瞬でおしまい。
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そして始まるジャングル。
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ひたすらジャングルしかない。
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ボルネオ島で見たジャングルを思い出しますなー。

人間が立ち入れない深い深い森。
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この中にポッカリと穴が開いたように現れるのがカイエトゥールの滝なのです。
その様はセスナからも確認ができ・・・

るはずだったのですが気付いた時には空港に着いていました。操縦士め!!(空港の少し先に滝はあって、サービスの良い操縦士だとちゃんと上空から滝を見せてくれるもよう。もう一度言う。操縦士め!!)
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なんにもないジャングルの中にポツンとある空港。

他の飛行機が着陸してくるのを目の前で見れます。のどか。
P6091773.jpg
ここで英語ガイドと合流していざ滝へ。れっつごー!

こんなジャングルを歩いていきます。
P6091777.jpg
日焼けと虫刺されを気にしない欧米人。

雨でぬかるんでいますが誰でも歩けるような道です。5歳児も歩いていましたから。
そして遠くに聞こえる轟々と響く水の音を聞きながら歩くこと約15分。

視界がひらけた先に現れたのは
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カイエトゥールの滝!!!
そうそうこれが見たかったのです。

ここでカイエトゥールうんちく。
世界で一番落差のある滝はベネズエラのエンジェルフォールと言われていますが、エンジェフォールは多段式の滝で一段式(つまり垂直に落ちる1本の滝)ではこのカイエトゥールが世界一なんだそうです。その落差226m。

それに加え、カイエトゥールの魅力はこの色!!
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I feel Coke!!
ジャングルの植物に含まれるタンニンが流れ出て、このような色になるらしいのです。不思議やん。

あとからあとからあふれ出てくるコカコーラの滝。
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水量も文句なし。強いて言えば、黄金色のスーパードライだったらもっと嬉しいなということくらい。

やまたのおろちが水面から飛び出してくるような噴き出し方。
P6091829.jpg
かっこいい。

急に現れた大物に呆気に取られていたら「もっと良い場所に行くよー」ということでさらに歩いて着いたのがこの場所。滝の一番上部です。
P6091864.jpg
木に隠れてしまっていますが、手前に欧米人達が座っています。なんの囲いもないので、とことん近くまで近づけのがこの滝のおもしろいところ。

後ろから見るとこんな感じ。
P6091874.jpg
もちろん落ちたらさようなら。

滝つぼの周りもジャングル。
P6091897.jpg
屋久島で見た苔むす森を思い出しました。

とっておきの場所は欧米人に占領されてしまったため、私は滝口でぴちゃぴちゃ遊ぶことにしました。
P6091880.jpg
もちろん流されたらさようなら。

ここでやることはひとつ。味見!!
P6091878.jpg
結果、無味無臭でした。

「うわっ、これはコーラではない。水だ!」と一人遊びをしている私を見て気の毒に思ったのか、ガイドが「写真撮ってあげるからおいで」と呼んでくれたので付いていくとこんな崖でした。
P6091920.jpg
私の中のクボヅカが覚醒寸前。

P6091928.jpg
I can't fry.
クボヅカが目覚めなくて良かったです。

こんな写真を撮ってもらえるならコカコーラの1本でも持ってこりゃ良かったなとちょっぴり後悔。加勢大周ばりに爽やかなCMが出来上がったはず。BGMは佐藤竹善で。

最後にはこんな綺麗な虹も。
P6091901.jpg
こうしてツアー終了。軽食をいただき、再びセスナに乗ってジョージタウンに戻りました。(達成感で呆けていたら上空から滝を見るのを忘れた)

ガイアナには何もないなんて言わせません。秘境感たっぷりのカイエトゥールの滝、まだまだ穴場です!

あれ、ソチオリンピック終わったんですか?
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