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さー

Author:さー
愛知生まれの東京育ち。
旅と野球とお酒を愛する39歳。女。
フットワークの軽いインドア派。

2012年1月15日、世界放浪の旅に出発。
2014年12月23日、帰国。

行きたいところに行ったら最終的に世界一周になりました。

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カミーノ・デ・サンティアゴ~スペイン巡礼800kmの旅~

こんにちは。燃え尽き症候群です。
書きたいこと書ききって呆けてました。

本当はドミニカ共和国(野球以外)のことを書こうとしてたんですが、どうにもこうにも筆が進まないのでもうやめる。カリブ編終了。

ドミニカ共和国は思ってたより観光地で治安もいいし、コロンブスのお墓や洞窟、中華街なんかがあってなかなか楽しいよ。首都サント・ドミンゴの中心地に行けば、ドミトリーも15ドル位であるし、ご飯もおいしいよ。ただ、お隣のハイチに行くなら気をつけてね。外国人を狙った犯罪が多発していて、誘拐された人にも会ったよ。ということを書こうとしてたのです。
でも、もうやめる。

この後、本来なら中米編が始まるのですが、もはやリアルタイムとの差が約一年。たまには新鮮なブログでも書いてみようかと思い、方向転換します。今の話を書きます。あっちゃこっちゃ話が飛んで申し訳ないです。

ドミニカの後もあっちゃこっちゃ旅してたのですが、巡りめぐって現在地はスペインです。オラ!アミーゴ!

なぜここにいるかと言うと、表題の通りスペインで巡礼の旅を始めることにしたからです。



巡礼?なんぞや?



私も旅に出る前はスペインの巡礼についてお恥ずかしながら何も知りませんでした。巡礼と言えば、お遍路か熊野古道しか思い浮かばないTHE日本人です。

スペインの北西にあるサンティエゴ・デ・コンポステーラは、聖ヤコブの亡骸が祀られていて、キリスト教にとって、ローマ、イスラエルと並ぶ三大聖地とされています。そこに続く道が『カミーノ・デ・サンティアゴ』呼ばれる巡礼路。巡礼路は色々あるのですが、今回、私が歩くのは"フランス人の道‘’と言う、一番ポピュラーな巡礼路です。まずは基本からね。

この道はフランス側のサン・ジャン・ピエド・ポーをスタート地としてサンティアゴ・デ・コンポステーラまで約800kmを歩きます。

800km…。

例えるならば東京~広島間が約800km。もしくは東京~函館。


歩かないよねー。

新幹線乗る。いや、飛行機に乗る。


そんな現代社会という校舎の窓ガラス壊しまわりたい、37の夜。または37歳の地図。"徒歩"という移動手段に挑戦してみようと思います。

そもそもなぜこの巡礼をしようと思ったかと言うと

1.歩いている途中で出会った人と結婚した(by エクアドル"田辺農園"高橋さん)

2.歩いている途中で飲むワインが最高に旨かった(by コスタリカ"サバナ喜多側"荻野さん)

3.歩いている途中で飲む生ビールが最高に旨かった(by メキシコで会ったレイチェルさん)

と三人の先輩方が話されていたのを聞いて「あ、それ私も行きますわー!」となったからです。


そこで浮かぶ疑問、

1.キリスト教じゃなくてもいいんでしょうか?→なんの問題もないよ!(by 全員)

2.巡礼中にお酒飲んでもいいんでしょうか?→なんの問題もないよ!(by 全員)

そんなわけでドス黒い欲望にみなぎった巡礼を始めることにしました。ごめんなさい。
歩いていく中で、私の心がまっさらに清くなっていくことを、どうかご期待ください。誰よりも私が期待しています。

まだ巡礼なんぞや?という方は是非『星の旅人たち』という映画を見ていただきたいです。かくいう私がまだ見ていないのですが高橋さんオススメの映画です。TSUTAYAでアメトーーク26巻と一緒に借りるとカミーノを歩いてみたくなるし、カープアカデミーに行ってみたくなると思います。

巡礼に必要な準備、ルートなどは『日本カミーノ・デ・サンティアゴ友の会』のサイトを参考にしていただくとして、私からは長期で旅する人にとって一番気になる荷物について。巡礼は荷物を軽くすることがとても重要。長い距離を歩くには7~8kgまでに抑えないと厳しいと言われています。そこで不必要な荷物はサンティアゴの郵便局に局留めで送ることができます。サイトには30日まで保管と書いてありますが、そこは適当大国スペイン。実際、バルセロナの中央郵便局から送ったのですが保管期間を聞いたら「一ヶ月、もしくは一ヶ月以上」という、ものすごく適当な返事でした。私は一ヶ月以上かかる予定ですから、もし受け取れなかったらここで愚痴るまでです。その時はよろしく。

バルセロナ中央郵便局


送る時は郵便局の人に「Peregrino」(ペレグリーノ=巡礼者)と言えば分かってもらいやすいです。バルセロナの郵便局はとても適当かつ親切なので、伝票も全部書いてくれました。荷物はバッグパックにまとめたのですが、必ず段ボールに入れなければダメとのことでその場で箱を購入(6.5ユーロ)。14kgの荷物で送料は13.5ユーロでした。巡礼者用の特別サービスなので安いと言ってました。
あと60日まで保管してくれる民間のサービスをやってるサイトもあったので、気になる人は探してみてください。

さっきから不親切極まりない書き方で申し訳ないのですが、そうです。

パソコンを送ってしまったのです。

あと醤油も。

サンティアゴに辿り着くまで出来るだけシンプルに生きてみようと思います。魚には塩をかければいい。

そんなわけでシンプルなブログ更新になるかと思いますが、三度の飯と同じくらい平坦な道が好きな私が、ピレネー山脈を越えてサンティアゴに向かい、なおかつ腰と膝を痛める過程をお楽しみください。そこまでは想定内です。


あと肝臓も痛めるかもしれません。
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はじめの一歩


おさらい

これが主な巡礼ルートです。
左上のサンティアゴが巡礼の目的地。そこに続く色んな巡礼路がある中で、私が歩く『フランス人の道』を分かりやすく丸で囲ってみたら分かりにくくなったので斜線を引いてみたのですがさらに分からないですね。でもそこです。スペインの北部を横断するような形で歩きます。

ちょこっとだけフランス側に突き出ているのがスタート地点のサン・ジャン・ピエド・ポー(以下SJPP)です。
スタート地点と書いていますが、どこから出発してもいいのです。もっと近いところでも遠いところでも。サンティアゴに続く道はどこでも巡礼路です。

特にフランス人の道はSJPPから始めるとピレネー山脈越えがあるので、それを避ける人も多くいます。私も気持ちの中では98%そうしたかったのですが、なんか逃げてる感じがするーという2%の意地でSJPPから始めることにしました。たまにその意地で大ケガをします。

さて、バルセロナからSJPPに向かったわけですが、バルセロナではこのブログを読んでお酒のお誘いをくださった現地在住のGさんにお会いすることができました。2年半近くブログやっていて読んでくださっている方に会うのは初めてだったもので嬉しいやら恥ずかしいやらだったのですが、あれですね、お酒というのは垣根を越えますね。気付いたら二人でバルをはしご酒し、ボトルを開け、夜中にイカスミパエリア食べてました。最強に楽しかったです。


観光1時間のみ。
泣く泣くバルセロナとお別れです。

それではほとんどの人が求めていないバルセロナからSJPPの移動情報。(しかも遠回り)

1.バルセロナ(10:30)→アンドラ(13:45) バス 28ユーロ



アンドラはスペインとフランスの国境に横たわるピレネー山脈の中腹にあるミニ国家です。せっかくなのでアンドラ経由でフランスに行ってみました。道中眺めが良いです。ただ、Gさんが握ってくれたおにぎりを頬張るのに夢中でほとんど見ていません。

アンドラの街並み

アンドラのことはいつか書くかもしれないし書かないかもしれません。イヤホンとワセリン買ったら一時間の滞在が終わってしまったからです。書かなくてもよさそうですね。

2.アンドラ(15:00)→フランス・トゥールーズ(18:15) バス 36ユーロ

こっち側の方が絶景度が高いです。
ただ、今見えてるピレネー山脈を今度は自分の足で越えて、再びスペインに戻らなきゃいけないのかと思うと心はどん曇りです。雪積もってますし。

トゥールーズの広場

待ち時間が6時間もあったのでセントラルの広場に行ってみたら、とてもフランスっぽい雰囲気でした。ただ、駅前はお酒に溺れて人生をダメにしてしまった方たちの溜まり場となっていてあまり雰囲気がよろしくなかったです。

3.トゥールーズ(0:30)→バイヨンヌ(4:15) バス 18ユーロ

バイヨンヌ鉄道駅

本当は鉄道が良かったんですが、46ユーロもしたので夜行バスです。バイヨンヌでは息が白くなるほどの寒空の下、鉄道駅が開くまで2時間以上、外で待ちました。ここはお酒で人生ダメにした人たちは皆無だったので危険は感じませんでしたが、とにかく寒かったです。久々に「私、移動してる!」感を味わいました。

4.バイヨンヌ(7:45)→SJPP(9:15) 鉄道と思ったら代替バス 9.8ユーロ

SJPP鉄道駅

なぜバスだったのかは分かりません。乗客はほぼ巡礼者です。

こうしてバルセロナから23時間、バスを4本乗り継いでやっとSJPPに着きました。

この街でやるべきことは巡礼事務所に行き、"クレデンシャル"という巡礼者の証明書をもらうことです。これは巡礼者用の宿に泊まる時などに必要になります。あとは巡礼に関する情報も集めなければいけません。

この街にいるバックパックを背負った人はたいてい巡礼者なので、その人達に付いていけば巡礼事務所にたどりつけます。

と思って付いていったら普通のお店でした。クレデンシャル下さい!って張り切って言ってしまいました。

こっちが本当の巡礼事務所(右)。

それっぽいです。

次々にやって来る巡礼者を5人程のスタッフが受付してくれるのですが、見事にフランス語しか喋れないおじいちゃんにあたりました。

私の持ってる限りのフランス語を駆使してみましたが会話が成り立たちません。やはり「ぼんじゅーる」と「めるしー」だけではダメなようです。
おじいちゃんはクレデンシャル(2ユーロ)をすぐに発行してくれ、あと近辺の地図とアルベルゲ(宿)の一覧表をくれました。

じ)以上。

さ)えっと、他には…。

じ)以上。

さ)今日オリソンというところに泊まりたいのですが、予約お願いできますか。







じ) HUNTOというところに泊まりなさい。

さ)オリソンに泊まりたいのですが。

じ) HUNTO

さ) オリソン

じ) HUNTO

さ) …予約は?

じ) ノープロブレム

さ) ノープロブレム?

じ) ウィ


終了です。 そうです、フランス語が喋れない私が悪いのです。「めるしー」と力なく言って立ち去りました。 隣の人はちゃんと宿の予約をしてもらっています。
ちなみに英語を喋れるスタッフが一人だけいたのですが、全然手が空かなそうだったのでもう諦めました。


右がクレデンシャル。名前、住所、国籍が記入してあります。中はスタンプ帳になっていて、途中、宿やレストランでスタンプを押してもらいます。パスポートに記念スタンプを押して中国国境で怒られたことがある経験者としては、ちゃんとしたスタンプ帳があるのはありがたいです。もうパスポートには押しません。それから巡礼者の証、ホタテ貝もバックに付けました。

なぜホタテかと言うと、聖ヤコブの象徴だからです。なぜ象徴かと言うと、ヤコブの亡骸を運んだ時に船底にホタテ貝が付いていたからとか色んな説があるのでどうぞ調べてみて下さい。

これで準備完了です。
つまり出発です。

バルセロナからバスに揺られほとんど寝てない上、今日自分がどこに泊まるのかも分かっていませんが、出発しましょう。

このフランス人の道の最大の難関はピレネー山脈越えなんですが、なんとこれを初日に歩かなければいけないのです。

つまり今日です…。

いってきます。


山登りで食べるはずのおにぎりが…ない。
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丘を越えて

さて、山登りの時間です。

800kmの行程の初日に歩かなければいけないピレネー山脈ですが標高は約1400m。出発地点のサン・ジャン・ピエド・ポー(以下SJPP)は標高200m程なので標高差は約1200mです。世界中の6000mや7000m級の素晴らしい山を見過ぎたせいか(ほんとに見ただけ)1400mって低くないか?と思ってしまうのですが、初心者登山の登竜門、高尾山は標高600mなので、そう考えるとまぁまぁ高いのかもしれません。常日頃から目の前の坂さえ登りたくないと考えている人間にとっては、なかなかの試練です。しかも、この峠越えをした人から辛い、大変、地獄だったという話を聞くものですから気持ちはもう…。

ピレネー山脈を越えたところにはロンセスバージェスという町があり、SJPPから約27kmあります。山登りを含めて一日で27kmを歩くのは「自分、無理っす!」なので2日に分けて歩く予定です。一日目は登りの途中にあるオリソン、またはおじいちゃんに勧められたHUNTO(ウント)を目指し、2日目にロンセスバージェスに到着。これが目標です。

朝10時SJPPを出発。

SJPPは赤を基調とした街並みでとても可愛らしいです。

勢いよく出発したものの、そういえばお金がないんだったっとATMを探すのに30分かかりました。山登りに対するペース配分が分かっていません。

巡礼路にはこんな風にホタテマークや矢印が書かれているので、それを辿って歩きます。

かなり細かい間隔でマークがあるので迷うことはないはずですが、時々自信満々に間違った道を突き進んでいることがあります。風の吹くままに…とか言ってないでマーク通り歩きましょう。

街を出たところからいきなり急坂が登場。振り返るとこの急坂が今回の行程で一番キツかったかもしれません。

時々平坦な道はあるものの、基本的にはひたすら登ります。山登りですからね。ただ、道は舗装路ですし、なにより景色が素晴らしいので思ったほど辛くありません。than I thought です。私は阿鼻叫喚の地獄絵図を想像していましたから。時にマイナス思考も役に立ちます。


緑が大変きれいです。


美しい畑とその間に点々と見える小さな家。


5月の新緑の季節に歩いて良かったと何度思ったことでしょう。

ポツポツと歩いている人達もいるので安心感があります。ここはまだフランスなので「ボンジュール」と挨拶します。

ボンジュール


ボンジュール


そうこうするうちに道の途中に家が現れ、そこに"HUNTO"の文字が。おぉー!おじいちゃーーん!と思ったものの、まだ歩き始めて一時間半。12時ちょっと前です。
完全に物足りないです。「自分、まだやれるっす!」

次の目的地、オリソンまではあと3km。ここは歩きましょう。オリソンの宿は人気があるので泊まれるか不安ですが、なんとかなるはず。

その前に腹ごしらえ。

なんか荷物が重いなあと思ったら、バイヨンヌの駅前でおばちゃんからもらった特大のオレンジが入っていました。

山を見ながらオレンジ。自分の爽やかな行動に気持ちがついていけません。これから慣れるのでしょうか。

その後どんどん登りがキツくなっていきます。なんで私は歩いてるんだ?これを一ヶ月も続けるの?と疑問が横切り始めました。そういうことは登る前に考えようか。

SJPPから約三時間。曲がった道の先に突然宿が現れました。

ここがオリソンです。さすがに疲れた。寝たい。

レストランも兼ねて営業しているので従業員は大忙し。20分ほど待って手が空いたところで「今日泊まりたいんですが」と声をかけると「予約は?」との素っ気ない返答。「してません」と言うと「Full!!」の一声。そして、すぐさま他の客の対応にかかる従業員。食い付く私に「Full!!!!!」の追い打ち。
オーマイゴッド!略してOMG!!
ここで泊まれないとせっかく登った3kmを引き返してウントに泊まるか、山を越えて18km先のロンセスバージェス行くかの二択です。どっちも無理です。
さらに食い付く私に従業員が面倒臭そうに答えました。
「テントならあるよ」
OMG!!!どこでも寝ます。床でも道路でも。

忙殺の従業員と美味しそうにビールを飲む巡礼者を横目で見ながら大人しく待ち、すっかり体も冷えきった一時間後、やっとチェックインできました。何の事情か分かりませんが、用意されたのはドミトリーのベッド。テントじゃなかった。神様ー!!
私の後に到着した韓国系カナダ人のピーターも前日に予約メールをしたそうですが「三日前にしないと!」と怒られやはり待ちぼうけをくっていましたが無事ベッドをGet。オリソンは本当に人気なので泊まりたい方は、三日前までに予約必須です。
ドミトリー(夕、朝食付き)で33ユーロ。巡礼宿の中ではかなり高いです。でもピレネー越えに不安にある人は泊まった方が身の為だと思います。

たった三時間しか歩いていないのに、二段ベッドの上に上がる時、膝が悲鳴を挙げました。左足の指にはぷっくりと水泡もできています。山登りめー。
5分だけ温水シャワーを浴びられる専用コインをもらい、2日ぶりのお風呂。そしてシャンプーをバルセロナの宿に置いてきてしまったことに気付き愕然としました。水洗いでバッサバサです。

夕食の時間になりレストランに行くと、そこは欧米社会、又の名を白人社会、見事なまでに欧米人がズラーッと並んでいました。聞こえてくるのはほぼ英語です。挨拶しても軽く返答があるくらいで、みんなそれぞれのグループで話していて見向きもされません。人見知り旅人としてはこんなんが一ヶ月も続くのかしらと憂鬱です。

巡礼の始まりを祝してロゼワインで乾杯。

一人で。

と思ったら食事にワインが付いていました。

しかも飲み放題。少し減っただけであとからあとからワインが満タンになって出てきます。天国に来てしまったようです。

食事と同時になんとなく自己紹介タイムが始まり私の番になったので「日本から来ました。○○です。」と言うと「わぁ!」と数人から感嘆の声。反応良いじゃない。
なんでも輪を取り仕切っていた化粧ばっちりの大奥様が大の日本びいきで、なんと70回も日本に来たことがあるそうです。最初17回と聞き間違えて「まぁすごい!17回も!」と言ったら70回よっ!とすぐさま訂正が入りました。ちょこちょこお遍路も歩かれているみたいでいつか結願するのが夢だとおっしゃっていました。まぁすごい!
そんなわけで大奥様のお気に召したようで無事仲間入りすることができ、その後もなにかと可愛がってもらっています。

こんな雰囲気です。

食事は大皿で運ばれてくるので好きなだけ食べられます。

これはメイン。他にスープとデザートも付くのでお腹いっばいです。

巡礼宿の夜は早いので、夕食の後は寝るだけ。と思ったらピーターの爆いびきでなかなか眠れなかった一日目の夜でした…。

翌朝、見事な日の出と共に起床。

携帯の写真だと見事さが伝わらないのですが、眼下に雲海が広がり、その中から日の出が上がってきてそれは素敵でした。山登りしてる自分に酔いしれた瞬間です。

7:30朝ごはんを食べていざ出発。今日は残りの登りとすべての下り、約17kmの行程です。

足は完全に筋肉痛になりました。一日で痛みがくるなんて若いのかしら!と喜んでみましたが持ち越せないほどに痛みの容量が限界を越えているのかもしれません。


足を引きずりながら登っている人もいて2日目にしてみんなバッテバテです。でも登るしかないのです。

しばらく登ると丘の上にマリア像が。

穏やかな気持ちになったのも束の間、このピレネー山脈越えで一番の敵は登りだと思っていたら、とんだ大間違いでした。最大の敵は"強烈な向かい風"です。強烈な向かい風は背中で受け止めて追い風にすればいいさとも思ったのですが、背中を向けたらそのまま元の村に押し戻されてしまうので直接対決するしかありません。
体がぐらつき、平衡感覚がなくなり、立ち止まることも許されない、見えない敵に四苦八苦。無駄に体力消耗していきます。

そんな中、こんな看板。

誰が書いてくれたのか分かりませんが日本語に癒されました。ありがとうございます。

何もない場所にぽつんと移動屋台。ここでスタンプがもらえます。

売っているものもそれほど高くないのでショコラテを飲みました。オシャレなものを飲んでいますが、山とフランスがそうさせるのです。あと向かい風。

この先には十字架。

十字架の前に座っているのが爆イビキでお馴染み、朝青龍にそっくりなピーターです。靴擦れがひどくて最悪だーと嘆いているところです。

ここから舗装路がなくなり、山道に突入です。

この入口から山頂まで1~82まで標識が立てられています。こういうのを見ると考えることはひとつです。


星野ロード。


与田ロード。

ここらへんの道は木に囲まれているのでvs向かい風の構図がなくなりました。vs自分です。ヘドロのぬかるみにはまって動けなくなったり、石を踏んで足首がぐにゃっとしたり、一人でじたばたしています。

残雪もありました。

誰かが残したスノーマン。


やっと落合監督ロードまで来ました。

そして…ついに頂上!

82が頂上かと思いきや75でした。
眺めは…途中の方がきれいです。

あとは下るだけです。

中途半端な写真一枚しか残っていないのは、降りるのに必死だったからです。あとサラミ食べるのにも必死でした。がんばってるご褒美に20分に一回、自分にサラミを与えます。そうすると不思議と力が出るのです。


こうしてロンセスバージェスまで降りて来ました。散々大騒ぎしといてアレですけど、結構余力あります。「もう終わっちゃった!」などと思う余裕が。

過去5本の指で数えられるほどの山登り経験しかない私が今回のピレネー越えを総評してみると、小学校の時に無理矢理登らされた箱根の金時山と同レベルのように感じます。あの時も「死ぬ~死ぬ~」と大騒ぎしながらも、夜のキャンプファイヤーでは元気に歌を歌っていましたから。
普段山登りをする人にとっては藤山一郎の歌でも口ずさみながら軽快に登れるレベルだと思います。

そんなわけで余力はこちらに使います。

よーがんばった!

引き続き夕食も。巡礼者用コース(9ユーロ)を頼んでみました。

これはメインのパプリカに鱈のすり身を詰めたもの。スープとデザート、テーブルにボトルワインが置かれていて幸せな食事でした。

泊まったのはアルベルゲです。

ドミトリー10ユーロ。
アルベルゲとは巡礼者用のホステルです。ここは200床近くある大型アルベルゲ。改築したばかりなのか、とても綺麗でした。しかも入口やフロアごとにスタッフがいて、細やかな対応をしてくれます。
チェックインの時にベッド番号を指定されるのですが、何の因果か私の上の段に爆イビキと朝青龍にそっくりでお馴染みのピーターがやってきました。神様…。
そんなわけで2日目も眠れなかったのでした。ピレネー越えより辛いです。

求ム、バンテリン
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浅い眠り

【巡礼3日目】Roncevaux-Zubiri 21.7km

ピレネー越えが終わった今日からは通常歩行です。気分がだいぶ楽になりました。

巡礼宿の朝は早く、朝6時台にはほとんどの人が出発していきます。夏だと5時台から歩く人もいるとのこと。
私は社会人だった時もスッキリ!のオープニングと共に起床していたので6時台はもとより7時台に起きることもままなりません。
でも幸い、眠れなかったおかけで目は冴えていたので周りが動き始めるのと同時に準備をし出発しました。

まだ薄暗いです。

朝早く出発する主な理由は3つ。
1.長距離を歩くのに時間がかかるため。
2.日が高くなる前に歩くのを終わらせるため。
3.宿の確保のため。

その日の行程をどうやって決めるのかと言うと"宿のある町を目指せ"、これがすべてです。私は一日に20~25km位歩くことを目標にしているので、その射程距離内の宿のある町をめがけて歩きます。ただ、100人以上泊まれる町もあれば数十人しか泊まれない町もあり、先着順にベッドが埋まっていくので着いたら満室ということもあるのです。
アルベルゲの中には予約できるところもありますが、実際自分がそこまで歩けるか分からない、気分で決めたい、予約手段の電話がないという私のような人は"早く到着する"、それがすべてです。

今はまだ本格的なオンシーズンではありませんが、それでも毎日同じ行程を100人前後の人が歩いているのでアルベルゲ争奪戦は始まっています。
うかうかしていられません。歩きましょう。


距離が増えてる気がする…。

3キロ先に出てきたBurgeteという町。



ヘミングウェイがマス釣りをしに来ていたそうです。本当に釣りの好きなおじいやんです。

ここで念願のスーパーマーケットを発見したのでシャンプーを購入…と思ったのですが、あまりにも大きくてそっと棚に戻しました。きっと宿の近くでも買えるでしょう。
この判断は正しかったとも言えるし、正しくなかったとも言えます。

なぜなら歩き始めて一時間が過ぎた頃、背中がつったからです。

私は巡礼を始めて大失敗を二つしているんですね。一つはシャンプーを忘れたことですけど、もう一つはリュックの選択肢を誤ったことです。
今回、大きなバックパックはサンティアゴに送り、25リットルのサブバックを残しました。
そしたらね、荷物が入らないんですよ。25リットルって小さすぎる!
なので、結局二つに分けるしかなくて、リュック&斜めがけでピレネーを越えたんです。

結果、背中がつりました。

長時間背負うには向かないリュックだし、これ以上ポテトチップスを入れる余地もないし、大きなバックパック(40リットル)を残せば良かったなと本気で後悔しています。
他の人を見てると40リットル前後が最も多く、男性なんかは60~80リットルの人もいます。私の荷物なんか超小粒サイズです。

今晩の課題は"荷物の再整理"に決まりです。『背中の張りで欠場』なんて関取みたいな理由でリタイアしたくありません。

と言いつつ、背中パッキパキだし、この日は景色が全然見えなかったこともあり「こりゃぁ途中でバスを使うのもありだな…」と考えていたのはここだけの話です。


実際、自分がどれくらいの速度で歩けるのか、限界はどこなのか、全く見えてなくて、次の町まで○キロという看板を頼りにただ歩いているだけです。


あまりに退屈な時は「私は安芸藩。これから江戸に参勤交代に行こうぞー!」と士気を高めたりしています。


そんなことを考えてちるうちにいくつか村を通り過ぎ、たどり着いたのは「エロ」という村。


エロ小話でもはさみたいところですが、健全な巡礼者を目指しているので自重します。エロという村があったよと言いたかっただけです。

歩き始めて7時間後、今日の目的地ズビリに到着。

最後の2時間が長くて長くて、放心状態で歩いていたのでほぼ記憶がありません。あまりにもフラフラしているので、スペイン人の女性が「これはあなたを助けてくれるから」と落ちていた枝で杖を作ってくれました。ありがたい。杖があるだけでとても楽になりました。

フランス人の道は全体の約60%が舗装路です。でも逆に言ったら40%が未舗装なんです。普段、観光していて7~8時間歩き通していたなんてこともありますが、多分そのうちの98%は舗装路です。いつもの道と巡礼路を歩くのは全く別物だと思い知らされました。これはちゃんと考えないと800km歩き通せそうにありません。

その第一歩が睡眠の確保です。
町に着いて、初めに見かけたアルベルゲにチェックインしようと思ったらカウンターにピーターがいたので華麗にスルーしました。今日こそは寝るのです。写真撮り忘れましたが公営アルベルゲの30人ドミトリー(8ユーロ)にしました。
アルベルゲに着いたらまずシャワーを浴びます。そして服を脱いだあとに「そういえばシャンプーないんだった」と気付いたので今日も髪は水洗いです。エコすぎる。

シャワーの後は洗濯をして、それからBARに行きます。

小さそうに見えるけど鶏の丸焼きです。この場に及んでサラダを食べている欧米人が信じられません。

帰りにテザートを買いました。

食後のビール。

この時話したデンマーク人のおじいさん(69歳)は腰が悪くて荷物を背負えないのでカートを引っ張りながら歩いているそうです。「きっと君はサンティアゴに着けるけど僕は分からない。でもたどり着きたい。それが僕の望みだから。」「世界を見るのは素晴らしい経験だよ。きっと君のためになる。」簡単な言葉だけど重みのある言葉でした。

さてビールも飲み終わったので、また先程行ったBARに行きます。もはや行きつけです。

バカラオ(鱈)が大好きだと言ったら一品おまけしてくれました。

こうして寝酒も飲んだことですし、今日こそ熟睡…と思いきや30人もいたらイビキがうるさい人がいるのも当然で、しかも近くに飛行場でもあったかしらと思うような轟音です。あまりのすごさにに初めはクスクス笑っている人もいたんですが段々みんな殺気立ってきて「静かにして!」と怒鳴ってる人もいました。もちろん本人には届きません。
これは死活問題です。


【巡礼4日目】Zubiri-Pampelune 19.3km

昨晩、荷物の再整理をしました。

どうです、この立体感。
靴下一足を捨て、お菓子を食べきった結果ひとつにまとまりました。しかし、サラミすら入れる余地がありません。悲しいです。

朝7時、重たい荷物と体を引きずって出発です。

今日の目的地"パンプローナ"の看板に従って歩いていたら、それは車用でした。ずいぶん遠回りしてしまいました。


あれほどホタテを目印にと…。


あれほどGoogle翻訳を信用するなと…。


今日は昨日と違ってなかなか素敵な道を通って行きます。


おじいやんもこんな感じで釣りしてたのでしょうか。


愛のトンネル・スペインver.と名付けました。


途中で会ったアメリカ人のショーンはお母さんと二人で歩いている推定年齢46歳の男性(独身)です。今年で歩くのは2年目でこの後、パンプローナからブルゴスまでバスで移動してアメリカに帰るそうです。こんな風に少しづつ分けて歩いている人もいます。ショーンとは主に独身の淋しさについて語り合いました。


それはさておき、歴史のありそうな橋を渡って入ったのはVillavaという町。


バスだったらあっさり通り過ぎていただろう小さな町にも立ち寄れるのが徒歩の魅力です。
今まで、チャリダーの人は私と違う景色を見ているんだろうなと憧れていたのですが、ついにそれ以下の速度で旅をすることが実現しました。嬉しいです。
ただ、あまりの遅々としたペースがまだ体に染み込んでいなくて、地図を見ると「えっこれだけしか進んでないの!?」とガックリしてしまいます。これからは全体地図を見るのやめます。

歩き始めて5時間。どうやら5時間過ぎるとパタッと元気がなくなるようで、そこからの数キロが長いこと長いこと。
「お米が食べたい、お米が食べたい」と呟き続け、パンプローナに着いたら絶対パエリアを食べるんだ!アリカメナイ!(byズレータ)と喝を入れながらなんとか歩き切りました。


やっと会えたね。

そんなパンプローナは"牛追い祭"で有名な街です。





この狭い路地を牛と人間が走り回るなんて狂気の沙汰です。てやんでぇ、祭は命懸けでぇ!というパンプローナっ子の声が聞こえた気がします。

街には牛グッズのお店がたくさん。

この旅に出るまで好きな動物第一位が牛だった私にとってはヨダレものの店だらけです。今は三位だけどね。ただ、荷物も増やせないので眺めてヨダレ流して終わりました。

パンプローナはかなり大きな街なので観光がてら2日滞在して…なんて考えていたのですが、実際来てみると頭が巡礼モードになってしまっていて観光に身が入りません。
できるだけ余計な体力を使わないように、下手なケガをしないように、ペースを崩さないように…そんなことを考えてしまっている自分に驚きです。まじめか!

結局パンプローナでやったことはシャンプーを買ったことくらいです。そうです、ついに脱・水洗いです。「もっと小さいのが…」「もうちょっと大きいのが…」「2in1が…」とパンプローナ中の店を探し回り、買うまでに2時間かかりました。こういうのを余計な体力を使っていると言います。

さて、もはや恐怖の時間となっている就寝タイムですが、本日も見事な刺客が現れました。

こんな広々としたドミトリーの中で、私の隣のベッドに来たスペイン人のおっちゃんです。誰よりも早い夕方6時に就寝し、誰よりも遅い朝7時に起きるという、たぐい稀な眠りの深さ。そして過去最高のイビキ音です…。
通り過ぎる人が「あーら、あんた当たっちゃったわね」と同情の眼差しを投げかけてきます。イヤホンを突っ込んで紛らわそうとしますが、地鳴りのようなイビキが体全体に響くのです。これは何の試練ですか?

あまりに眠れないのでネットで「イビキ 対策」「イビキ 治療」などを検索して、Yahoo!知恵袋の「夫のイビキがひどくて眠れません。注意したら家を出て行ってしまいました。どうしましょう?」という相談に「分かる!分かるよ!!」と相槌を打ったり、「あなたの言い方が悪いのでは」というアンサーに「だって辛いんだよ!」と突っ込みながら夜を過ごしました。

旅に出て約2年半、ほぼ毎日ドミトリーに泊まっていますがこんなに連日連夜イビキに悩まされることはなかったのです。というか、ちょっとやそっとのイビキじゃ気にもならないので、この数日間の状況が自分でもシンジラレナーイ!(byヒルトン監督)のです。
毎朝、あちこちで「眠れた?」「全然」という会話を耳にしては私だけではないのだと気持ちを奮い立たせています。

この巡礼路で起こることは運命であり、それを受け入れるようにとガイドブックに書いてあるようなので、きっとその先には良い結果が待っていると信じたいです。あーめん。

Yahoo!知恵袋で相談してみようかな…。
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春が来た

【巡礼5日目】Pampelune-puente La Reina 24.7km

パンプローナの宿を出て一瞬で道に迷い、ぐるぐるしていたところをメキシコ人のエリザベスが「ついてらっしゃい」と引っ張っていってくれました。エリザベスとは初日から同じ行程で歩いていて何度か顔を合わせていたのですがきちんと話しをするのは初めてです。

「どうして歩くことを決めたの?」
この質問をされた時、いつもどう答えるか少しだけ考えてしまいます。もし相手が敬信なクリスチャンだった場合、私の答えが不愉快なのではと思うからです。
「友人がこの巡礼路を歩いて素晴らしかったと言ってたから。自分がどれだけ歩けるのか、その時どんな風に感じるのか試してみたいから。」相手の顔を伺いながらそう答え、同じ質問をエリザベスに返しました。

「今は家族と一緒にアメリカのカリフォルニアに住んでいるの。毎日働いて、毎日家族の面倒を見ているうちに私には立ち止まる時間が必要じゃないかと思ったの。
私が歩いているのは夫のためであり、娘のためであり、私のためであるのね。
家を出て行く時、家族はみんな泣いてたわ。でも私は笑顔で出てきたの。また必ず戻るから」って。

50代の主婦がある日、リュックを背負って一人で家を出る。
巡礼路を歩いていると普段出会えない人達に会えるよ。それがこの巡礼の醍醐味だよ。そう聞いていた通り、この少し俗世離れした場所には色んな理由で色んな人が集まってきます。

「娘に元気な姿を見せたいから、ここで写真撮ってちょうだい」

パンプローナを出たところに現れた
、あたり一面の菜の花畑の前でエリザベスの写真を撮りました。

「あとは一本道だから大丈夫でしょ。私のことは気にせず先に行きなさい」
初日に足を痛めてしまい、ゆっくりゆっくり歩くエリザベス。でもここまで同じペースで来たということは、彼女には先に進む意志があり、それをやり遂げているということ。
目的を持って歩いている人は強いです。
多分また会えるわと言った通り、この後何度もエリザベスと再会し、その度に「baby!!」と抱きしめてくれる優しきママです。

菜の花畑の次は青々とした麦畑の登場です。





この景色、いちいち感動します。

道は地味に登りが続きますがピレネーを越えた今、拒絶反応なく歩くことができています。

坂道?無理ー。と言っていた人間がですよ。


リアルお花畑の住人になった気分です。

黄色と


緑は

勇気のしるし。
元ネタ分かった人は同世代。

頂上には巡礼者を型どったモニュメントがありました。

この写真に写ってるおじさんはカリフォルニアから来た三人組で、オリソンから何度も会っています。とにかく昼間っからビールをかっくらっている心強い先輩です。それなのに仲間の一人が膝と足首を痛めてしまったので続行かリタイアか考えているとのこと。せんぱーい。

ホタテマーク付き


靴はかせてます。


さて登ったら下りが待っているのが山登りの運命。

石ころだらけで気を抜いてらズルッとガクッとドテッといきそうです。昨日もらった杖を支えに慎重に下ります。

膝をガクブルさせながらやっと着いた村でお昼ごはん。

今日もお米に出会えました。あと黄金の水。

その後も麦畑の中の一本道をひたすら歩きます。



いちいち感動しています。

こうして今日の目的地に到着。

極細のキリスト像が出迎えてくれました。

先に到着していたカリフォルニアのおじさん達が町の入口にあるアルベルゲがいいよーと教えてくれたのでチェックイン。


その後、町を散策してたら時間がなくなってしまい慌てて宿に戻りました。なぜならチェックインの時"マッサージ1時間15ユーロ"という宣伝を見て予約していたのです。
シンプルに生きたいと言いながら、いとも簡単にお金でサービスを買う自分にがっかりしつつ、このまま一人で死んでいくならお金で介護サービスを買わなきゃいけないしなとも思う複雑なお年頃です。

その問題は20年後に持ち越すとして、マッサージを頼んだのは背中がパッキパキを通り越してビッキビキになってきたからです。荷物を一つにまとめたものの重量は変わらないので相変わらず背中がつったりしています。ちなみに足は無問題です。死んだじいちゃんがお骨になった時、葬儀屋が「なんて足の骨がしっかりしているんでしょう。さぞかし健脚の方だったんですね!」と驚いていましたが、その骨太を受け継いでいるようです。ありがたやー。
結局、一時間背中をマッサージしてもらって言われたことは「痛み止めを飲んだ方がいいわよ」ということでした。今すぐ会社の近くにあった整体に行きたいです。

夕食は珍しく買ってきたもので済ませました。

こうやって缶詰食べながら一人で死んでいくのでしょうか。

その問題は20年後まで封印していくとして、今抱えているのは睡眠問題です。
なんと驚くことなかれ。5日目にして
ノーイビキデーに当たりました。正確に言うとものすごいうなり声をあげている人がいたのですが眠さが勝ちました。やりました。
ノーモアイビキ!!!


【巡礼6日目】Puente La Reina-Estella 22.9km

睡眠問題がクリア出来た今日は気分上々です。はりきって歩きましょう。

昨日の菜の花畑、麦畑に続いて出てきたのはこちらです。

ぶどう畑。2年前にヨーロッパを旅した時は秋の収穫シーズンでしたが、今回はまだ若葉の頃。
大きくなれよー。そしておいしいワインになれよー。

小高い丘の上に建つ小さな町。

長い時間歩いていて町が出てきた時の安堵感。誰かがいる、食べ物がある。満たされる瞬間です。

最近は食料を持ち歩けないので通りがかった町で朝ごはんを食べています。

カフェオレとスペイン風オムレツが定番です。

この町を出たところに現れたのは

世界地図!お見事!
ただ日本がないよね。ジャパンが。


石橋です。叩かずに渡りました。
そういえば今日の朝『王妃の橋』という有名な橋を通ったはずなんですが記憶も記録もありません。まあ通ったんでしょう。

ほとんどの巡礼路は車道とは別の道なのでこんなのを見ると別世界に来てしまったみたいです。

未来都市ですか。

そしてお昼ごはん。

最近お肉を食べていなかった気がするのでミートボールです。


それと黄金の水。

ちょうど同じタイミングでレストランに入ってきたのはスニョン夫婦。旦那さんはオーストラリア人、奥さんは韓国人です。オリソンで同じ部屋だったのをきっかけに仲良くなり一番よく話しをする相手です。
ただ仲良くなりすぎて、旦那さんの名前を忘れてしまったことを言い出せずにいます。

旦那さんが私の飲み物を見て「オーストラリアでは昼から飲むのは絶対にあり得ないんだよ」と教えてくれました。あの飲んだくれのオーストラリア人が?と思ったのですがそうなのかもしれません。「ヨーロピアンも昼からよく飲んでるけど日本でも普通なの?」と聞かれたので「普通だよ」と答えました。

この日も素敵な景色は健在です。麦畑の中に咲くポピー。

ランラランと鼻歌を歌いながらお花を摘みたい気分です。そして「あ、おばあさんのお見舞いに行くんだった!」と気付くのです。

脳内お花畑の住人になったところでエスティージャに到着しました。





『星降る町』と呼ばれているそうです。ロマンチックじゃない。

パンプローナほど大きくなく歩きやすそうだったので、珍しくというか初めて観光案内所に行き「見所を教えてください」と言ったところ3つの教会を紹介されました。さらに、この3つに行けば充分だしここ以外に見るところはないとキッパリ言われました。潔いです。


ちゃんと3つ見に行きました。

それより気になっているのは、この土地の飲み物です。

分かりにくいですが店内にレールが敷かれていてミニ列車が走り回っているという素晴らしいディスプレイです。


おつまみはタコの酢漬け、ゆで卵とエビのマヨネーズ和えです。疲れが吹っ飛ぶー。

帰り道、珍しくクオリティ高めな洋菓子屋さんがあったのでデザートを買いました。

カロリー取りたいんだか取りたくないんだか分からない組み合わせ。

こうして6日目終了です。
なんだかおとなしいでしょう?
なぜなら明日、私がこの巡礼路で最も楽しみにしている場所を通るので体調を万全に整えたいからです。
あぁ、今晩はわくわくして眠れそうもありません。こんな不眠なら大歓迎です。

最後におまけ。

今日はチャンビオンリーグの大きな試合があるということでスペイン人はTVに釘付けです。


チャンビオンリーグってなんですか?
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