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Author:さー
愛知生まれの東京育ち。
旅と野球とお酒を愛する39歳。女。
フットワークの軽いインドア派。

2012年1月15日、世界放浪の旅に出発。
2014年12月23日、帰国。

行きたいところに行ったら最終的に世界一周になりました。

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日本から一番近い外国

※この話は2012年8月の出来事です。

稚内国際フェリーターミナル。
P8165997.jpg
さぁ、旅再開。日本最北端の街から出発です。

どえりゃあ緊張しています。

だって相手はロシア。冷酷な国ロシア。(個人的イメージによる)
さらにサハリンときた。ビザ取得時に提出したバウチャーには一言も書かれていません。「おみゃーさん、ルート間違っとるでよー」と入国審査で追い返される可能性76%と読んでいます。だから周りの人にも大きな声で「ロシア行ってきます!」とは言えず「ちょっと北国へ…」と小さな声で伝えて出てきました。勢いで行動に出たものの、心は雨に濡れた子犬のように震えています。

心を落ち着かせなければ…心を…。

P8165998.jpg

うぉー!!テンションMAX!!
船見たらテンションあがります。間違いなく。

アインス宗谷ですよ。写真見返すまでアイスン宗谷だと思ってましたけど。(北国イメージによる)

ハートランドフェリーという会社が毎年6~9月頃の期間限定で運行しています。
稚内からコルサコフ(旧大泊←樺太時代の都市名)まで約5時間半。日本から一番近い外国は、韓国でも台湾でもなくてロシアという事実。近くて遠い国だ。

ターミナル内はロシア人率高し。すでにアウェー。こ、心細い…。

いよいよ乗船時間になり出国審査へ。
日本の出入国管理って、無駄なくさっさとスタンプ押して「はい」ってパスポート返しておしまいのパターンが多いと思うんですが、ここは違いました。
パスポートを渡したら「お~色んな国行ってるね~!」って笑いながら受け取ってくれて、さらにスタンプ押してからも「気をつけていってらっしゃい」と。

仏ですか。

こういう一言って嬉しいですよね。
でも、ロシアの入国審査で追い返されて明日またお世話になる可能性84%ですが。

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出国はWAKKANAI。

船に乗り込む際、渡されたもの。
P8166012.jpg
鮭弁当とお茶と入国カード。

THE日本!!!

もちろんこの中で一番大事なのは鮭弁当ですね。
大好きです、ハートランドフェリー。ありがとう萩食。

船内はとても綺麗。
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2等はこの雑魚寝席。なんとなく行き場のない日本人が1つの場所に集まってきます。

外のベンチ。
P8166017.jpg
住める、ここ住める!

と、ここで出港の汽笛が鳴りました。
P8166043.jpg
ゆっくりゆっくり遠ざかる日本。カモメさん、どこまで付いてくるのかしら。
あぁ、船で出国するって浪漫。

と、ひとしきり感動に酔いしれて気が済んだので、再び船内を探索。

売店にあった土産。
P8166026.jpg
かたじけないチョコクランチ。
このお土産誰かにあげたい!!意味もなくあげたい!!
でも外国人に「カタジケナイッテドウイウイミデスカ?」って聞かれたらなんて答えればいいんでしょう。ニホンゴムズカシイ。

そして、さらにとっておきを見つけてしまった。
P8166024.jpg

ビ ー ル 1 0 0 円

一瞬、天国に来てしまったのかと思いましたが、紛れもなくオホーツク海上でした。船内は無税なので100円らしいです。住める、ここ住める!

いそいそとビールを買い込んで席に戻ったら、すでに行き場のない日本人同士仲良くなっていて完全に出遅れました。こういうのって後から入るの勇気いるよね!
でも、話しかけて欲しそうに1人でビールを飲んでいたら親切に声をかけてきてくださった方がいたので無事仲間入りができました。ライダー2名、休暇で旅行に来た方1名。私含めて計4名。日本人少なっ!
「みなさんも自分でバウチャー手配してビザ取られたんですか?」と聞くと「いいえ」との返答。
「ルートもホテルも全部決めてらっしゃるんですか?」と聞くと「はい」との返答。

まじかー!

ちなみにわたしくし、今日のホテルも決めてません。
だって入国拒否されると思ってるんだもん!!

話をしていたら完全に自信喪失、入国拒否される可能性93%まで上昇してきたので、もう鮭弁食べて、ビール飲む!!
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そして寝る!!爆睡。



起きたら枕元にこんなものが。
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日露国境通過証明書だって!

ということは…

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サハリンが見えてる!!
本当に近いんだなぁ。寝てたら着いちゃったよ。

ノスタルジック船も航海中。
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そしてコルサコフの街並みが見えてきた。
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子供の頃から何度も耳にしていた“サハリン”という地名。でもTVでも写真でもサハリンの街を見たことがなかった。近くて遠い場所だった。

港には大型クレーン車が何台も。
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客船ターミナルのような平和的な雰囲気は一切なく、重機に囲まれた殺風景な港。ロシアっぽい。

そして、到着。
P8166112.jpg
船を降り、入国審査に進む。いざ勝負!

館内には大きな麻薬犬が1匹放し飼いにされていてウロウロと動き回っている。
放し飼いて。

入国審査は1人1人に時間がかかっていて、なかなか列が進まない。後ろの方に並んしまったので手持ちぶたさでいたら、流暢な日本語を喋るロシア人に話しかけられました。どデカい荷物背負ってる女1人旅が珍しかったらしい。その方はサンクトペテルブルク出身、札幌在住で、通訳やガイドの仕事のため何十回とサハリンに来ているというサハリンマスターでした。今回は宮崎から来た陶芸家の方達の通訳のお仕事とのこと。みなさん一等席にいたから会わなかったんですね。
「今日はどこ泊まるの」と聞かれたので「決めてないんです」と言うと「はぁ???ここロシアだよ!他の国と一緒にしちゃダメだよ!!」と一喝。す、すみません。なんなら日本帰るんで許してください。

勝負に出る前に心が折れたところで、入国審査の番がやってきました。
無表情、無言の管理官に「どーもー」と小さな声で言いながらパスポートを差し出す小心者。無表情、無言で受け取り、パソコンをいじる管理官。数分経過。な、長い!どこに視線を置いていいか分からず、麻薬犬を「あーら、かわいいワンちゃんね」風に優しい眼差しで見つめるのにも限度がある。早くして-!
それからさらに書類書いたり、パスポートを隈なくチェックした挙句…

スタンプポンッ!!



入国できた\(^o^)/


こんなに緊張した入国審査は初めてかもしれません。
いやー、ロシア入れた!サハリン入れた!!


で、これからどうしよ?


我に返ったところで、先ほどのロシア人通訳と陶芸家の方達が「ユジノサハリンスク(サハリンの首府・旧豊原)まで行くから一緒に車に乗っていきなさい。ホテルも一緒に探そう。」と声をかけてくださいました。

神ですか。

そしてユジノサハリンスクまで約1時間、女性陶芸家、岡井先生とお弟子さんの車に同乗させていただきました。そこで伺ったお話が、1983年に起きた大韓航空機襲撃事件。(航路を逸脱しソビエト領空(サハリン上空)を誤って飛行してしまった民間機である大韓航空機がソ連の戦闘機に撃墜され、乗員乗客269人全員が死亡した事件)この飛行機に岡井先生の息子さん夫婦が乗っていたそうです。突然消息を絶ち、何か手がかりはないかとサハリンに通う母。事実を隠すソ連。結局、息子さん夫婦の遺体も遺品も何も戻ってこなかったそうです。
旧ソ連という国、サハリンという土地に複雑な思いを馳せながら、現在は毎年夏にサハリンで野やきを行い、現地の人と交流し、祈りを捧げているとのこと。母としての強さ、愛を感じました。
岡井先生のHPはこちらです。
初日から良い方達に出会えて本当に感謝です。


さて、ユジノサハリンスクに到着し、先生方の泊まるホテルに空きを聞いてみると1部屋だけ空いているとのこと。お値段1泊2600ルーブル。(約7500円)
高いと思うでしょ?いやいや、これサハリンではかなり安い!というのもサハリンには安宿というものが存在しなくて、さらに日本から予約する場合、必ず旅行代理店を通さないといけないので相場が13000円~20000円という驚きの値段。サハリンはオイルマネーの影響で物価が高い。そして企業がホテルを押さえているので、ホテル側も営業努力する必要がないという観光客にとっては最悪のパターン。その観光客が全然いないので困る人も少ないんですが。なので7500円でも、空いていただけラッキーと思わなければなりません。無になりましょう。

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泊まったホテル:ツーリストホテル。滞在登録無料。Wi-Fiあり。朝食なし。フロントは全く英語通じません。
        
チェックインした頃にはもう日が暮れ始めていたのでホテル周辺だけ散歩。
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だだっ広い街だなぁというのが第一印象。
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ホテルの目の前にあるスーパーで夕食を調達。
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ロシアのスーパーはお惣菜が充実してるからありがたい。

ムーミン見ながら一杯。
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そっかぁ、フィンランド、お隣の国だもんね。
でもすんごい遠いよね、サハリンから。

ふう~色々緊張した1日で疲れました。でも、入国できて良かった!

で、明日からどうする?


くしゃみと鼻水が止まりません。ここは中国…。
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サハリンに日本の面影はあるのか

※この話は2012年8月の出来事です。


サハリン2日目。ノープランで来てしまったので、何も予定はありません。。。
かと言ってのんびりするほどの金銭的余裕もありません。2日連続1泊7500円は無理というもの。

朝起きて、まずは鉄道駅に向かいました。そう、サハリンには鉄道が通っているのです。船の次は鉄道。これ最高のコンビネーションね。

ユジノサハリンスク駅。
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飾り気のない無機質な建物。看板すらないので迷ってしまい、駅の目の前で「駅ってどこですか?」と聞く横山やすし状態。メガネメガネ…。

さらに駅に入っても行き先別に売り場が分かれているらしく、うろうろうろ。ロシア人って眉間にしわ寄せて怒っているように見えるので、なかなか話し掛けられない。しかも英語が全く通じない。私、スパシーバしか話せない。むー。

なんとか行きたい駅名連呼し窓口にたどりつき、地球の歩き方に書いてあった通りの“○○のきっぷください。ぱじゃるーすた。”と書いたメモを渡したら切符買えました。しかも今晩の夜行列車、次の日も夜行列車。これで2日分のホテル代が浮きます。はらしょー!

無事、行き先が決まったのでホテルに戻りチェックアウト。フロントで「チェックアウトお願いします」と言ったら、チェックアウトすら英語が通じないという驚愕の事実。鍵を返し大きく手を振り「バイバ~~イ!」と派手なアクションで思いを伝えたところ、ニコリともせずに冷めた目で見られただけでした。ロシア…。

ひとまず夜行列車まで時間があるので今日はユジノサハリンスク観光をします。

まずはロシアに来たからにはお約束のコレ。
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レーニン像。
これから一体いくつのレーニン像を見ることになるのやら。

駅前にあるレーニン広場でのんびり過ごす人達。
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この先、ロシアのあちこちで見るようになる南京錠スポット。
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カップルが愛を誓い合ってかけるやつね。そして私には関係ないやつね。
ロシア人ってこんなベタなことやるのかと、ちょっと意外。

この先、ロシアのあちこちで見るようになる汽車スポット。
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駅前にはレーニン像と汽車。これロシアの定番です。メモしておくように。

ユジノサハリンスクの街並みはガラーンとしてて、特徴的なものがありません。
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道路が広くて、その脇には色合いのない四角い建物がポツポツと並んでいます。店には看板がなく営業中でもドアが閉じているので、何のお店か分からない。ゆえに、お店に寄ることができず、ただただひたすら歩くという羽目になります。

唯一、キュンとしたのが教会。
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地味な街並みとは打って変わってクリームソーダみたいな可愛らしさ。
ロシア正教会は偶像崇拝しないので中はイコン画(聖画)で埋め尽くされtいます。
ポップな外見と荘厳な内部のギャップの虜になった日。


あとキュンキュンしたのがすれ違うロシア美女。
モデルのような体型と、見惚れてしまう美しい顔。街を歩いていて何度ハッとしたことか。




ただし、20代に限る。

30、40代の変化期を終えた美女はこうなります。
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ロシアのおばちゃんの94%がこの体型。



さて、サハリンに来るにあたって一番気になっていたのは“そこに日本はあるのか”ということ。
日本だったけど日本じゃない場所、日本なのに日本じゃなくなっている場所、それぞれの考えた方があるでしょうが、そういう場所が60年程経った今どうなっているのか。
特にここユジノサハリンスクは樺太時代には豊原市として一番の中心地となっていたところ。もしかしたら、日本を感じさせるものがあるのではないかと、ついつい“日本”を探してしまいます。

拓殖銀行跡
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サハリン州郷土博物館。樺太時代に樺太庁博物館だった建物をそのまま利用。
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これは日本っぽい。

ここの2階には樺太時代の資料が展示されており、今まで見たことのない写真や映像を見ることができました。そこに写っていた豊原は完全に日本の町のひとつであり、全く異国を感じさせないものでした。

ロシアでは結婚式を挙げたカップルがそのまま街に出て記念撮影するのが定番らしい。
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ユジノサハリンスクの中でも人気の撮影スポットがここ。和洋折衷ですな。

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街にはこんな車が走っていたり、スーパーで日本の調味料が売られているのを見て“日本”を感じることはあったのですが、それも稀なこと。私にはここが“ロシア”だとしか感じられませんでした。

それでも、ただひとつ、強烈にここに日本があったことを思い知らされたことがありました。
それを街を歩いている人達を見た時。

ロシア人に混じって非常に多くのアジア人がいるんです。
なぜここに?びっくりしました。

日本人ではありません。彼らは日本統治時代に移住していきた朝鮮系の人々。労働者として強制的に樺太に連れて来られた、と言った方が正しいかもしれません。
第二次大戦後、日本が敗戦し樺太がソ連に占領されると、樺太に住んでいた日本人は次々に日本に引き揚げましたが、朝鮮系の彼らは母国に帰ることを許されずこの地に残るしか選択肢がなかったそうです。

今は2世、3世の人達が多く住んでいるのでしょう。ロシア語を話し、この国の住民となり、街にとけ込む姿からは暗い過去を想像させるものはありません。
でも私は胸が痛むのです。

サハリンで見た日本の面影は“残された人々”でした。


い、い、いばたーーーー!!!!(TдT)
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サハリン鉄道の夜

※この話は2012年8月の出来事です。 金額は当時のレート1R(ルーブル)=2.6円で計算しています。

市内観光が終わり念願のサハリン鉄道に乗る時間になりました。

サハリン鉄道といえば宮沢賢治。
昔、宮沢賢治が岩手から青森、北海道、そして樺太と旅をした時にサハリン鉄道、もとい樺太鉄道(?)に乗り、その体験が“銀河鉄道の夜”のモチーフになったと言われているそうです。

もし今でもここが日本だったら“からふと銀河鉄道線”っていう名称になって、ユジノサハリンスクには宮沢賢治文学館ができて、“飴ニモマケズ”とかいう土産物が作られてるんだろうなぁ。
なんてことを考えながら時間を潰した駅の隣にあるハンバーガー屋。(Wi-Fiあり)

見た目通り、味は微妙。

ユジノサハリンスク駅のホーム。ロシアは改札がないので駅舎を通らず道路から直でホームにいける造りになっていることが多いです。
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列車の色、ロシア国旗の色!

車両の入口で切符とパスポートを見せて乗車。

豪華な切符。

ロシアの鉄道で気をつけなければいけないのが時間。時刻表、切符、掲示板等すべてモスクワ時間で書いてあります。日本時間が10:00の時、サハリンは12:00、モスクワは4:00なので、切符には12:30発と書いてあるけど、実際はサハリン時間の20:30発になります。
ということを窓口で説明してくれたけどロシア語が分からなくてポカーンとしてたら、ちゃんと枠外に書いてくれました。
上が行きの切符、開放寝台(3等)1377.4R(約3600円)。
下が帰りの切符、4人用コンパートメント(2等)3434.1R(約9000円)。

サハリン鉄道に乗れる機会なんてそうそうないので違う席種がいいなぁと奮発してしまいました。ホテル代の7500円は高いと感じるのに鉄道にはすんなりお金を出してしまうふしぎ。

さて今回のルートを説明しましょう。これ鉄道のカーテンね。便利だね。
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赤丸がユジノサハリンスク。一番北の白丸がこれから行くノグリキ。そう、鉄道で行ける北限まで行ってしまおう作戦。なぜなら長く乗っていたいから。それだけ。
ちなみにユジノサハリンスクの右下がフェリーが到着したコルサコフ。ユジノサハリンスクの左隣が次回の記事に出てくるホルムスクです。

開放寝台。
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はりきりすぎて一番乗り。

片側に向かい合わせで4つ寝台。
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反対側には縦に2つの寝台があります。椅子の下に荷物も入れられるし広々~。

列車が出発するとチケット&パスポートの再チェックとシーツの配布がありました。
シーツの中にはタオルも入っていて至れり尽くせり。
快適だぞ、サハリン鉄道!

というわけでいそいそ布団を敷いて…
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おやすみなさい。












え、銀河鉄道の夜!!

リアル体験談は!!






まぁ寝たよね。

起きたら快晴でした。
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タイガの森。これぞサハリンの景色。清々しいくらいこれ以外出てきませんけど。好きですよ、そういう潔さ。

11時間後ノグリキ到着!
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すでにノグリキの素朴さが伝わる画像。

夕方まで荷物を預かってもらおうとしたらまさかの土日は休みという週休二日制。
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駅前はだだっ広い空地にいくつかお店があるだけ。
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その中の一軒にダメ元で荷物を預かってもらえないか聞いてみたらニコリともせずに「いいよ」との返事。
サハリンに来て三日目。だんだんロシア人の習性が分かってきました。


無愛想、でも優しい。


荷物から解放されたので、いざ町中へ。
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この道を通って。いや道じゃない、線路を歩いて。
もちろんBGMはスタンドバイミー。

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ずっと線路を歩いていれば町に着くと聞いていたのに、途中分離帯で間違った方向に歩いてしまい入っちゃいけないところに突入。
警備員が怖い顔で飛び出してきたと思ったら、丁寧に道を教えてくれました。


無愛想、でも親切。


約一時間歩き疲れ果てて途中からバスに乗り、やっと町に到着。歩いた意味がないのはそっとしといてやってください。
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町一番の中心地…。

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町一番の大通り…。

ノグリキは現在石油、天然ガス事業の中心地となっている場所。さぞかしバブリーかと思いきや、めちゃくちゃ素朴な町。謙虚な町、好きですよ。

味のある木造の家が両脇に並んでいます。
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町外れにあるノグリキ市郷土博物館。
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この地に住んでいたニヴフ族が使っていた道具などが飾られている資料館。ずっと説明付で見て回らなければならず、でもロシア語が全く分からないのでお互いヘラヘラ笑ってるだけでした。

新築物件。
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日本にはない色使い。

教会はやっぱり可愛い。
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写真だと分かりにくいけど、青の銀紙を貼り付けたような屋根。花壇の手入れも行き届いていて、大事にされている教会なのが伝わってきました。

適当に見つけたカフェ(ロシアではカフェと書いて食堂と読む)で昼食。
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地球の歩き方の“ロシア料理図鑑”を食べたいものから片っ端から指差したらことごとくなくて、最終的に落ち着いたのがこれ。
ポテトグラタンwith豚肉重ね。
ロシア料理です。うまし。

デザートは定番のブリヌイ。
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クレープです。練乳がけ。あまし。

以上ノグリキ観光でした。

夕方、駅に戻って荷物を預かってくれたお店で一杯。
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ロシアで一番人気のビール。

そして帰りは優雅に2等車。
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と思いきや同じ部屋のおっちゃんのイビキが異常にうるさかったむねん。

知らないおっちゃんと二人きりで同じコンパートメントになるより、開放寝台のほうが居心地がよいことに気付きました。これからは3等にする。

こうしてひたすらタイガの森を抜けて
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11時間後、再びユジノサハリンスクに戻ってきました。
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え、銀河鉄道の夜は!?


宮沢賢治が乗ったのは違う路線らしいよ。だから寝るよね。
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間宮林蔵になる

※この話は2012年8月の出来事です。金額は当時のレート1R(ルーブル)=2.6円で計算しています。

二晩連続夜行列車に乗った後も怒涛の移動は続きます。
今日のテーマは『サハリン脱出大作戦』
そろそろ次の目的地に向かいたいところですが、ここサハリンは島。移動ルートが限られています。

1.飛行機でどこかに飛ぶ
普通だね普通。
2.フェリーで稚内に戻る
ただのサハリン旅行だね。
3.ロシア大陸に船で渡れるかもしれない
…かもしれない。

3番だけ不確定要素たっぷりですが、3番に決定しました。


サウイフモノニ
ワタシハノリタイ

そもそも、このアバウトな情報をどこで手に入れたかというと
fc2_2013-11-19_14-17-43-131.png
by.Googleマップ
ホルムスク(旧真岡)という町から出ている点線が情報源です。この点線をたどるとロシア大陸のワニノという町につながっています。だからきっと船があるんじゃないかと思ったわけです。ポジティブシンキングだね!

まぁ誰かこのルート通っている人がいるだろうと調べてみたものの、7年前に旅されたおじさまのHPが1件ヒットしただけでした。。。幻の船ですか。

手探り感120%ですが、自称フットワークの軽いインドア派なので、とりあえずホルムスクへ向かうことにしました。ユジノサハリンスク駅の隣にあるバスターミナルから1時間に1本ホルムスク行きのバスあり。(516番バス、300R=780円、2時間)
まだ出発時間まで余裕があったので例の微妙な味のハンバーガー屋で時間を潰し、3分前にバス停に戻ったところすでにバスは出発していました。
この時、半年ほどアジアを旅していたのでバスは遅れるもの、時間は守らないものという暗黙の了解が身に染み付いていた私にはカルチャーショックでした。ロシアって真面目。いや、定刻前出発は反則でしょ。

今度は乗り遅れないようにバス停の前で1時間過ごし、やっと乗車。
P8196358.jpg
前日寝不足だったのでバスの中で爆睡してしまい、気付いたら窓の外に“フェリーターミナル”の文字。慌てて降りて歩き出した時気づきました。



携帯がない!!

目が醒めた時にはあったので盗られた可能性は低い。降りるまでに落としたに違いない。

バスのドアが閉まる。
慌てて駆け寄る私。
気付かずゆっくり発車するバス。
待ってー!!と叫ぶ私。
加速するバス。
全力ダッシュの私with総重量20㎏の荷物。
坂道を登るバス。
失速する私with総重量20㎏の荷物。
角を曲がるバス。

詰んだ。


携帯が…。
これで昔好きだった人の電話番号を眺めながら、まずい酒を飲むこともできなくなるのかと悲しみに暮れながら坂道を登り、角を曲がると…


バスが止まってた


駆け寄って窓ガラスに顔面押し付けて覗いたところ、座っていた席に私の携帯が!!!あったーーーー!!!

でもドアは閉まっているし、運転手はいない。時間は12時過ぎ。これはお昼ごはんに行ってるパターンですね。待ちますよ、いつまでも待ちます。

やることなくて撮った写真。
P8196363.jpg

P8196361.jpg
1時間後運転手が帰ってきて無事携帯が戻ってきました。
これでまた、まずい酒が飲める。

すっかり達成感に溢れていますが、本来の目的は1%も達成できていません。
再びフェリーターミナルに戻り切符売り場で「ワニノにいきたいです。ばじゃるーすた。」と書いた紙を差し出したところ、その紙に「24:00」と書いてくれる窓口のおばちゃん。まさかの今日、船があった!!!
筆談の結果、23時乗船、24時出港、18時切符販売ということが判明。切符売り出すの遅くない?という疑問は置いておいて、ロシア大陸に船で渡れる希望が出て一安心。
ホルムスク観光したい&お風呂に2日入っていない&この先いつ入れるか分からない&眠いということでホテルを探すことにしました。
ターミナル近くのホルムスクホテルに行ったところ満室。これだからサハリンは怖い。観光客なんて全然いないのに空きがない。港からまた坂を登り、今度はチャイカホテルへ。ここは空きがありました。1泊1000R(2600円)。休憩にしては高いけど、臭いよりはいいだろうと決定。
でも19時~22時しかお湯が出なかったので、とりあえず寝る!

起きたら外はどしゃぶり。しかも暴風。

観光は諦めました。それより船出るんだろうか…。

不安になりつつ18時、ズブ濡れになりながら切符を買いにフェリーターミナルへ。
普通にチケット買えました。
一番安いクラス(8人部屋)、1455R(約3800円)。サハリン脱出ルート確保!

ホルムスクからワニノまで。

サハリンとロシア大陸の間は間宮海峡と呼ばれています。江戸時代後期に活躍した隠密であり探検家の間宮林蔵が発見したのが名前の由来。そこを船で渡る。
いいねいいね、平成の間宮林蔵だね。

※この船は一応毎日あるようですが、時間は不定期。旅行代理店に頼む以外は直接フェリーターミナルに行って出航状況を確認するしかないようです。船会社のHPを発見し運行状況も見たのですが、当日の予定と全く違っていたのでアテにしない方がよさそうです。

港の近くにあったモニュメント。
P8196367.jpg
嵐に巻き込まれてたどり着いた人々?

日本人?アイヌ?
P8196368.jpg
ロシア語の説明理解出来ず。

どしゃぶりの中、また坂道を登ってホテルへ戻り、シャワーを浴び、22時ホテルをチェックアウトし再びフェリーターミナルへ。本日3回目。

と、長くなってしまったので今日はここまで…。


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おじさん、どうして絶望的?
次回続く。

隠密。サウイフモノニ ワタシハナリタイ。
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史上最低の・・・

※この話は2012年8月の出来事です。

サハリンからロシア本国に向かう船に乗るためにやってきたフェリーターミナルでは30人程のロシア人が船を待っていました。
鉄道に乗った時も感じたんですが、ロシア人って本当に静か。仲間同士で会話はしているんですが、誰も大声ではしゃいだり笑ったりしません。それに子供の行儀が良い。騒ごうもんなら親がきちんと叱ります。見習え中国!

そんなシーンとしたターミナルで待つこと1時間。そろそろ乗船時間かと思った頃、一本の放送が流れ、待っていた人達から「あ~~」と溜息が漏れました。
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頭を抱えるおじさん。

全く理解していない人、ここに1名。
なになになになに?と隣の人に聞いたら「出港が2時に変更になった」と教えてくれました。

そんなの全然平気。だって慣れてますから…と平然と言い放ちたいところですが


めちゃくちゃ不安ですからー!!!

切符は買えたものの船が本当に運航されてかもよく分からないし、乗る段階で「外国人はだめ!」と拒否される可能性だってあるし、ロシア人怖そうだし、誰も話かけてくれないし、もはや私の存在なんて空気だし、一人でポッツーンと待ってる心細さ、1分でも早く解消されたい。しれっとした顔で本読んでいますが全く文字が頭に入ってきていないこと、お気づきで?

でも、ロシア人のみなさんは文句を言うこともなくまた静かに待ち始めています。
分かりました。従いましょう。

そして静まりかえったターミナルでさらに待つこと3時間。深夜2時を過ぎた頃、周りが動き始めたので付いていくとどうやら乗船開始らしい。ターミナルから出る時にチケットとIDチェックがあり、JAPANパスポートを見た係員に一瞬「ん?」という顔をされるもののお咎めなく無事通過。の、乗っていいんですね。乗っちゃいますよ。

ターミナルから続く鉄橋を渡りそこに見えたのは
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船。
想像していたものよりずっとずっと大きい。

しかし、深夜2時過ぎに数十人のロシア人とサハリンの港に立って船を待つという設定。密入国船にしか見えないのは気のせいでしょうか。
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そして相変わらず私の存在は空気です。

ついに乗船が始まり指定された部屋へ。やっと落ち着ける…とホッとしたのも束の間。そこで見た光景を私は一生忘れない。
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薄暗い部屋、カビのにおい、壁の落書き、シーツの上はゴミだらけ。

この状況を一言で言うならば

不 気 味

今までもいろんな船に乗り、いろんな宿に泊まり、いろんな部屋を見てきたけれど、声を大にして言える。

史上最低の寝床だと。

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一見普通そうに見えるけれど、実際目の前にすると気持ちが折れる汚さ。
違う、汚いんじゃない不潔なんだ。汚いのは耐えられるけど不潔なのは精神的にやられます。

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なによりこの不気味な8人部屋に一人きりというのがさらなる不安感を増長させます。
普段だったら「貸し切りだー!」と喜ぶところですが、今回ばかりは「誰か来てくれ、誰か来てくれ…」と手をすり合わせて願いました。
もちろん来ませんでしたけど。ぼっちの運命が憎い。

鉄の分厚い扉が閉まると完全に外界と遮断され、たとえこの船が沈んだとしても私は一生発見されないんだろうなと暗い暗い気分になり、あまりに怖いから扉開けたままにしてたら通りがかった船員に強制的に閉められました。
幽閉ですよこれ、幽閉。

でもこの船、元々日本船だったらしく日本語の案内板がありました。
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にほんご…頬ずりしたい。

2:30、無事に出港。
使いたくなかったけど、日本で買ったばかりのトラベルシーツにご登場いただき寝る事にしました。
朝起きたら海底とかありませんように。



朝起きたらちゃんと海上にいました。
乗船した時に配られた紙切れが朝食チケットだったようで食堂に行くと、水餃子とパンが用意されていました。
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これは中華なのか、洋食なのか…水餃子にパンとはどんな組み合わせだ?とテンションのあがらないまま食べ始めた3秒後…



う、う、うまーーーい!!!

水餃子のおいしさに仰天しました。中味はなんと。鮭がぎっしり詰まっています。うまーうまー。

これ、れっきとしたロシア料理のひとつで“ペリメニ”と呼ばれるものだそうで。普通は肉が入っているんですけど、さすが間宮海峡。鮭ペリメニです。
そのうちキャビアペリメニとか出てくるんではなかろうか。

これで史上最低の寝床は帳消しになりました。

食事が出るのは1回きりなのであとは買うか持ち込むか空腹に耐えるかの3択です。
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売店もありました。

食後、部屋には戻りたくないのでひたすらデッキで時間をつぶします。
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外の空気って大事。幽閉無理。

朝が終わり、昼が終わり、夕陽が沈む頃、ぼんやり遠くに見えてきた大陸。
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「大陸発見!」って一人でコロンブスごっこやってはしゃぎました。
これがあの広い広いユーラシア大陸の端っこなのか。日本からすぐ近くのはずなのに、ここにたどり着くまで長かったなぁ。

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ロシア人も黄昏中。

どんどん近づいてくるワニノの港。
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ロアシの港は重機だらけが定番なのですか?

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最後の最後まで秩序正しく静かに過ごすロシア人たち。見習えインド!

そして出港から約18時間後の20:15、ワニノの港に到着!!
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着いたー!!つにロシア本国。感無量であります。  

港にはワニノ駅までの無料送迎バスが待機していました。食事も付いているし、何気に良い船でした。あの部屋さえのぞけば。あの部屋さえなければ。

駅に着いた頃にはすっかり暗くなり、移動手段もないので今日はワニノに泊まることに。
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駅の中にあるホテル。1泊ツインドミ840R(約2200円)。
ロシアは大きめの駅であれば中にホテルやシャワールーム、荷物預かり所が付いているのでとても便利。ホテルは6H、12H、24Hと利用時間毎で値段設定が分かれているので、休憩にも使えます。

史上最低の部屋の後だと、何もかもが素晴らしく感じます。生きてるって素敵!
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でもお湯が出なくてお風呂入れなかった…。

何はともあれ日本→サハリン→ロシア本国と海を渡って来ることに成功。
ユーラシア大陸の隅っこで幸せな眠りにつきました。


い、い、いばたーーーー!!!!(TдT)
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